気候も穏やかになり春爛漫な季節になりました。

4月8日はお釈迦様がご誕生された降誕会といい各寺院で行事が厳修され地域では花まつりといいご誕生をお祝いし小さな誕生仏にあま茶をかける風習が現在でも行われています。


今月のの禅語は『主人公』です。

どんな意味かと言いますと、物語の主役という事ではなく、それは誰もが生まれ持つ、まっさらな自己のことです。
中国・唐時代に名を馳せた瑞巌和尚

主人公と自分に問いかけ、はいと自分に答えたそうです。
本来の自己は、はっきりと目を醒さましているかという感じで、毎日自分自身に呼びかけていたそうです。

お釈迦さまはご誕生してから七歩、歩いて『天上天下唯我独尊』と天にも地にもこの世で我1人しかいないと自覚されました。
あらゆる情報が渦巻き流れてゆく時代の中、私たちは視野が狭くなり、がんじがらめにされてしまいがちではないでしょうか。忙しい日々の中で自己に凝り固まっていないか、生きる中で肩に力が入っていないか。
そんな豊かに生きていくうえでの大切さをこの言葉は教えてくれます。

主人公、それはあなた自身にしか分からない本来のあなた自身のことです。
自分自身の人生を悔いなく生きられているのか、今一度確認していただき、
もしそうではないと感じられたのであれば、何か1つでも変えていただくきっかけになれば幸いに存じます。

山主合掌