盆休みとオリンピックの期間中、WaiWai問題の続報も無く、盛り上がりが無かったが、そんなタイミングで、また再燃する前にと手を打ったのか、毎日を擁護する記事が・・・


毎日新聞「WaiWai」メガ炎上事件から学ぶこと  


長い記事なので、要約すると


毎日の社会的責任から考えると、明らかに軽い処分に、謝罪の方向がスポンサー側に向いていると受け取られたと指摘。


記事削除が隠蔽と見なされ、尚且つ法的措置をちらつかせた事が、事態を悪化させた。


謝罪の方向性が間違えており、名誉毀損された日本人、特に女性に向けて謝罪するべきだった。


と、今さら記事にするには、あまりにも重要な問題が抜け落ちすぎていて、これで、この問題を分析した気になっているのであれば、佐橋氏は、ネット関連の記事を書けるレベルに達していない実力の無さをさらけ出している事になる。


しかし、この記者は、上記のようなまとめ方をした上で、このような事を書き連ねているのを見れば、意図的に毎日を擁護する意図が見え透いてくる。


~毎日新聞をつぶしてはいけない

 このメガ炎上で最も苦しんでいるのは毎日新聞社であることはまちがいない。そして、同時に日本のマスコミ全体が「明日はわが身」と感じていることだろう。今回の一件によって、「ネットいなごは有象無象の飽きっぽいやから」という評価はほぼ覆された。さらに「ネットの人たちも、わりとまともなことを言うじゃないか」という評価も得られそうだ。だが、この勢いに乗って毎日新聞をつぶしてしまえ…というのはよくないと思う。“ネット対マスコミ”のような敵対の構図ができてしまい、殺伐とした未来が予想されるからだ。

 今回の問題は、毎日新聞という企業の対社会的な姿勢や社内構造、自浄作用といったシステマチックな要因が大きく影響していると言えよう。そもそもインターネットへの無関心な態度が、WaiWaiのHENTAI記事を野放しにし、「炎上」対策を失敗させたのである。大手マスコミ全体が、インターネットについての理解をさらに深めるべきであろう。

 ところで、今回の「メガ炎上」の収束は、謝罪というより、企業として「襟を正す」ことでしか解決しないように思われる。その方法は、毎日新聞社自身が模索しなければ見えてこない。もちろん、現状維持が解決だとはだれも思っていないはずだ。

 その結果しだいでは、インターネットとマスコミの新しい関係が始まりそうな予感もする。そして、その「触媒」として、毎日新聞には期待したいところなのではあるのだが…。はたしてそこまでの自覚はあるだろうか。~


この記事は、今日発表された記事だが、先週の時点で、毎日の検証記事が虚偽である疑いが確定的になっているにもかかわらず、その問題にはまるで触れず、あげく「ネット対マスコミ」と陳腐化させた上で、これほど時間があったにもかかわらず、何も対応しない毎日が潰れてはいけないとは支離滅裂としか感じない。


佐橋氏は、本気でこのような分析をしているのであれば、あまりにも低レベルだと感じる。しかし、この人物は毎日のグループ企業で、毎日新聞社屋でアダルトビデオの撮影をした毎日コミュニケーションズから、出版しており、利害関係がある。その事実を記事に記さずに毎日を擁護する姿勢は、卑怯だと感じる。


そして、完全に履き違えているのは、「ネット対マスコミ」という部分だ、ネットは特定の人間が使う時代ではなくなった、ネットの意見は世論とそれほど大きく乖離する物ではなく、事実を知れば世論はこう思うという、世論の一部だと認識しなければ、今後もメディアは同じ間違いを繰り返すだろう。

そして、毎日以外のメディアがこの問題を、他業種の不祥事企業に対したメディアの姿勢と同じぐらい厳しい姿勢を見せなければ、既存大手メディアこそ腐敗しきった「護送船団」と言われ、ますます批判の対象になるだけだ。

そして、実際に既存メディアが、この問題が自社に飛び火するのを恐れる姿勢こそ、メディアの死であり、ネット対マスコミではなく、国民対マスコミの図式になる要因ではないかと感じる。