毎日WaiWaiの名誉毀損・買春幇助・人権侵害問題で、毎日の内部情報を知るジャーナリストの分析が、毎日の異常性を暴き出している。

毎日新聞社内で何が起きているのか(上)  


かなり長い記事なので、頭部ログでは内容を要約するが、読み応えのある内容なので、元記事を読んでもらいたいと思う。


・ネット上から派生した「電凸」と言われている、スポンサー企業への抗議が、企業を動かし毎日への広告停止につながった。


・ヤフーのアド広告は技術的な理由をつけ、毎日への広告を続けようとしたが、広告主から毎日への配信を止めろという要請に折れた。


・新聞広告が衰退している背景、また、その中での毎日が厳しい状況だということ。


・他のメディアは、この力が自社に向くのを恐れ、また、健全な報道をしていると言う自負すらないから、この問題を大々的に報じない。


・事後対応が異常だった点とその分析

 ○社風として、ガバナンスが無く、記者が好き勝手に記事を書いている。

 ○この問題になり、意見統一すると、ネット否定派の主張が前面に出た

  (当事者の現朝比奈社長も否定派)

 ○匿名否定派が、全共闘メンバーの疑いのあるような人間がトップで、

  まともな判断ができていない

 

・ネット否定派の現状認識力の欠如

 ○ネットイナゴと蔑む事で自己肯定しようとしている。

 ○ネット利用者を「あの連中呼ばわり」する、ネット差別主義と

  自意識の肥大化。

 ○情報を出せばまたネットで叩かれるから無視と、悪しき隠蔽体質。


と、大体このような感じだが、その中身についても興味深い内容で、ネットでの情報配信に力を入れている記者らしく、ネットと社会のかかわりについて、毎日のような偏向した色眼鏡で見るようなことも無く、冷静な分析ができているし、また、元毎日記者と言う事もあり、内部事情にも詳しく、ネットメディアによる報道の形としても興味深いと感じる。

ひとつ気になったのは、毎日新聞社内部の「ガバナンスの欠如」を自由な社風だったとするのは少し問題があるのではと感じる、それは、記者や取材に関しては自由であっても、編集長などの責任部署にある者が、自由では影響力のあるメディアとして、企業として危険なレベルに達していると感じる。

そして、世代論で括るのは嫌いだが「学生運動世代」のメディア関係者の非常識さには呆れてしまう、あの当時の学生運動と称するもの、全共闘などは、テロと地続きの内乱行為でしかなかったと感じるし、時代や扇動者に乗せられ、浅はかな暴動を起したような人間が、メディアにいついているのは危険だなと感じる。


毎日内部では、読売が糸を引いているだの、ネット君臨などの記事を出した割には「ネット言論」がまるで理解できず、誹謗中傷を並べていただけの、低レベルな分析力しか持ち合わせず、普通の個人が「建前」に縛られずに発言できる場でしかないことを理解したがらない。

自身が「否定される側」に回ったのを認めたくないという意識も作用しているのだろうが、肥大した自意識と、それに見合わない低い実力、内部での偏向したイデオロギーと、毎日は企業体質として、根本的にダメだと感じるし、退社して外部にいる人間しかこのように毎日を批判できないのも、自己保身と虚栄心で凝り固まった、オウム真理教と同等の集団なのではないかと感じる。


それにしても、他のメディアが、自分たちに力が向くのを恐れているのは異常だ、それほど日本のメディアは、真っ当な「報道」ができていないと自ら認めた事になる。

歪な報道カルテルからいち早く抜け出し、ちゃんと「国民の知る権利」を代行する、当たり前のメディアが現れる事を期待したいが、これほどの時間が有っても変われないところを見ると、日本の「報道」は死んでいるのだなと感じる。