「あるある」の捏造問題で叩かれてただけに、見出しが一番強烈な産経から(笑)


日本テレビが集団暴走誘発?取材スタッフ、事前に撮影予告


産経はグループ企業の「あるある」の問題は一面で扱っていなかったと思うのだが、他者の問題だと追及するという見事なダブルスタンダード振りが笑える。



それにしても、日テレのニュース番組は、この手の「捏造」「やらせ」「反社会的」の不祥事が多すぎる、これまでも「バラエティー番組」のノリでアンケートを捏造したり、魚屋で買ったイセエビを漁師の網にかかったようにしたり、いろいろ問題を起こしている。

しかし、今回の問題は、これまでの問題よりはるかに悪質で、犯罪を煽る行為で完全に超えてはいけない一線を越えてしまったと思う。



マスコミ全般に言えることなのだが、「報道の自由」やら、「言論の自由」と、自分たちの利権のために奇麗事を振りかざし、外部からのチェックを受けない独善的な体制を作り上げ、そのために腐敗し、このザマである。



自由があるのなら、それに付随して「責任」が伴わなければ、自由を制限されるべきでは無いだろうか。政府は国民の審判を選挙という形で受けるし、マスコミ以外の企業であれば、監督官庁や、出資者や、マスコミの厳しい目にさらされている。それに比べマスコミは広告代理店以外にまともに外部からのチェック機能が働いていない。内輪だけで「なあなあ」で物事を進めると、必ずその組織はモラルを失う。ましてや、他者のモラルを問う立場にあり、権力も持っている組織がこのような状態であるのは、絶対におかしいと思う。

今回の件は、「ニュースが無いなら、ニュースを作ればいい」「より数字が取れる画が撮れればいい」という驕りがおこした事件ではないのだろうか。



このような事をしていれば、取材対象になった人間も日テレには「コメントできない」と言えば取材を一切封じれる事になるし、TBSであれば「発言に違うテロップ重ねられて意味をすりかえられて当社のイメージを損なうのでお答えできない」と拒否できるし、フジであれば「捏造する企業にお答えする義務はありません」とやられても構わないと言ってる事だとなぜ分からないのだろう。



報道機関として、致命的なことを繰り返しているのに「外部」からの厳しい監視体制を導入すると言えない時点で、自らの不正体質を改善する気が無いとも取れる。



このまま腐った姿勢を正すつもりが無いのなら、監督官庁との指導と、罰則の強化が妥当だと思う。



この際だし、互いにテレビ局同士で他社の不正の暴露合戦でもやって、自浄作用とかを見せてくれればいいんだよ、そして、庶民の信頼を完全に失え。