昨日の強風で、家の外で作業をしていた大道具が飛ばされたり…花粉症の人たちがいつも以上に辛そうだったりしていましたが、あと3日、無事に迎えられますように…と、お稽古に来る方来る方みんなその言葉残して帰られます
かつら師さんが「皆さんは初日で千秋楽なんだから、しっかりね」と仰ってましたが本当に、皆さん無事に良い時間を過ごせてもらえたらなと思います。
さて、今回ご紹介の演目、踊ってくれるのは、明日大学の入学式を控えたSちゃん
小学校に上がる前から踊っている姿を知っているので、大学??と思ってしまいますが
【プログラム21 長唄 越後獅子】
新潟県西蒲原郡月潟村が発祥という、角兵衛獅子を題材にしたもので、諸国をまわり、軽業などの芸を見せて、人々に親しまれました。
越後の国の角兵衛獅子…ということで、「越後獅子」なんですね。旅から旅…流れる生活は決して楽ではなかったでしょうが(歌謡曲の美空ひばりさんの「越後獅子の歌」はその辛さが歌われていますが…)、この長唄では、とてもおおらかでのびのびとした印象です。
当時流行した歌を取り混ぜたり…と、江戸の人々にもとても親しまれた角兵衛獅子。
踊ってくれるSちゃん、いつも女役が多いんですが、とてもおおらかでいつも笑顔で、その中で自分をしっかりもっている彼女には、いい演目じゃないかな…と選びました
こても小柄なSちゃんですが、当日は舞台いっぱい、ところせましと元気な越後獅子をみせてくれる事と思います
いつもは手作りさらしでお稽古ですが、小道具屋さんからお借りする小道具が届きました。
さらしの長さ、役3m
小柄なSちゃん、踏ん張りどころです
ぜひ、お楽しみに