食の欧米化が進んで、すっかり食卓にのぼる回数が
減ってしまった梅干し。
「すっぱい!」
と、子どもに嫌がられる存在でもあります。
ですが、梅干しは、おなかをいたわるパワーが
すごい食べ物なんです。
食べなきゃもったいない
★ クエン酸が下痢にいい
梅干しに含まれているクエン酸は、
唾液の分泌をうながし、消化能力を高めます
また、腸内で悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす働き
をもっていて、腸内環境を整えてくれます。
★ 血液をサラサラにしてくれる
梅干しのムメフラールが血液をサラサラにして、
血流をアップさせてくれます
血行がよくなると、消化能力も高まるため、
腸の健康にも役立つと言えます
★ 梅干しは便秘にもいい
下痢だけかと思いきや、
梅干しは便秘にもいいんです
梅干しに含まれているマグネシウムには
便を柔らかくする効果があります
また、クエン酸が腸のぜん動運動を活発にして、
便秘の改善に役立ちます
下痢にも便秘にも効果が高い
梅干しパワーはすごいですね
(ただし、ぜん動運動を活発にするということで、
腸が痙攣(けいれん)して、便秘をおこすタイプの
過敏性腸症候群の人には、逆に効果がないかも
しばらく梅干しを試してみて、症状がひどくなった
などという場合は、食べるのをお休みしてください)
★ ダイエット効果も?!
これは、おなかとはちょっと関係ない話ですが、
梅干しの成分のひとつである「バニリン」が
脂肪を燃焼させ、体重を減らすのだとか!
つまり、ダイエットにも効果的なのだそうです
★1日3個で医者いらず?
梅干しにこのような様々な栄養素や
腸内細菌を増やす働きなどがある、
とわかったのは、現代になってから。
そんなことを知らなかった昔から、梅干しは
下痢の特効薬として食べられてきました。
塩分のとり過ぎになるので、食べ過ぎは禁物ですが、
「1日3個の梅干しを食べると、病気にならない」
なんていう言い伝えもあります。
「下痢にいい、便秘にいい」
とありがた~い梅干し
ぜひ、梅肉和えにする、お茶に入れて飲むなど、
食事に上手に取り入れて梅の健康パワーを
いただいちゃいましょう!