総合商社の持ち株会社で、財務リストラと事業構成の
見直しが順調に進みつつあります。
営業利益から見た時価総額は割安だが、依然、財務リスクあり!


経営再建中の大手商社、双日ホールディングス(HD)が28日発表した05年4~6月期連結決算は、市況高騰を受けて、エネルギー・金属資源部門が好調で、経常利益は前年同期比50%増の208億円となった。これに伴い、06年3月期の通期業績予想を、経常利益は従来の650億円から740億円に上方修正した。

 原油や石炭の価格が引き続き高止まりし、取扱量が拡大したことで、手数料収入が増え利益が伸びた。現預金などを差し引いた実質有利子負債は1兆200億円と、UFJ銀行などによる3700億円の金融支援を昨年10月に受けて、前年同期比5600億円削減し、金利負担も軽くなった