正月雑感を述べさせていただきます.以下の書き物は,なんといっても自分が歳を取った,ということに他ならない,とはいえ,世の中が変わったな,という感じです.

① うちの近所にも,着物を着た御嬢さんがいたものですが,今年のお正月には,誰一人として見ませんでした.世の中寂しくなったなー,という感じです.

 

② ウィーンフィルの新年コンサートですが,今年は南米出身の35歳の指揮者が登場しました.期待してユーチューブを見ましたが,全くの期待外れでした.妙にニヤニヤしちゃっているのが,気に入りませんね.かっての,アーノンクールとか,クライバー等の往年の指揮者とは違う音をオケが出していました.なんかにやけた音なんですね.いくら新年の音楽とは言え,「かちっとと弾かないとタダじゃおかないぞ』,という顔をしている,これが好いのです.

 

③ 何故,1月9日が成人式になるのか,さっぱり理解できません.3連休を増やすという国民に媚びるようなことは,止めてもらいたいです.成人式といえば,1月15日と決まっていたのだと思いますね.何か,目先でこちゃこちゃ変えるというようなことはやめてもらいたい.

 

④ 今年の目標の一つとして,Pythonの勉強を始めました.Python(パイソン)の何が良いかは,おいおい書いていくことにいたしましょう.

もうすぐ新しい年が来ます.来年はどういう年になるかな,と思いつついろいろ課題を考えると,陰々滅滅としてきます.

 

こういう時どうするか,わたくしは最近ウィーンフィルの新春コンサートの録画をユーチューブで見ることにしています.音楽で景気づけをするだけですが,気分的にはとても良いですよ.

先日,わがNPOで定例の講演会を開催いたしました.そのなかで,地震計の話がありました.これは,現在国が海底地震計を東北の沖に敷設して,その信号をネットワークに流し,少しでも早く地震予知の信号,津波の予報を出そうという計画です.この講演に対して,ある大手の

エンジニアが,『学術的,行政的な重要性はよくわかったが,ビジネスとしてのうまみは今一つだ』と終了後のアンケートに書いていました.

 この方が所属する会社は,建設会社でもないし,土木会社でもいないし,水産会社でもありませんが,こういうことをこういうことを口に出すl,というかアンケートに書くということは,どのように解釈すればよろしいのでしょうかね.津波で防波堤が壊れ,建設需要が生まれたほうがよろしいのでしょうか?企業のエンジニアの利益に関するここまで歪んでいるのか,と思わざるを得ません.

 私自身は民間会社で働いた経験はありませんが,こういう誤解を招く発言はしたくないものですよね.

 

原子力発電への考え方をはっきりさせることは,政治問題でもありますが,そのかなり前に技術の問題であります.技術的にどう考えるかは,技術者の責任である,義務である,と言っても言い過ぎではない状況になっていると思われます.その理由:

1)核燃料サイクルが確立していない.原子力発電所を稼働させますと,プルトニウムがどんどん出てきます.このプルトニウムを処理するために,政府は処理のための炉を作りましたが,大失敗に終わりました.つまり,廃棄物の処理方法が決まっていない.ここで思い出すべきは,「廃棄物をどのように処理するか届けて認可されないと,工場もプラントも,建ててよいですよ」とは行政には言ってもらえない.つまり,原子力発電に関しては,廃棄物をどう処理するか決まっていないにも関わらず,原子力発電所を作ってよい,とか悪いとかを政府は判断するというわけです.廃棄物のなかでは,原子力発電所の廃棄物はもっとも危険性が高いです.変ですね,理解に苦しみます.

2)地震で原子力発電所は被害を受けないかどうか?福島原発では,堤防の高さが十分であったかどうか,という問題になっていましたが,本当は地震動の加速度が設備を破壊するか否かが,話のポイントである筈です.津波が堤防を壊すなどは,当然にあってはならないことでして,壊してしまうというのでは,話になりません.

 建物や設備が壊れるのは,過大な力がかかるからでありますから,地震動の加速度がどれくらいなのか,正しく計測できているのか? という問題になります.技術としての計測では,不確かさ という概念が非常に重要になります.わかりやすく申しますとね,計測結果の信頼性であります.

 バーゼルにあるリングで行った実験で,新粒子が見つかったか,見つからなかったかという実験物理上の大実験でも,不確かさを計算して,結論を出します.不確かさ とは生きるか死ぬか にかかわる大問題なのです.

 では,地震動の加速度の測定の不確かさは明らかになっているでしょか?実はなっておりません.さらに深く説明することは可能ですが,実名の機関にかかわってくるので,やめておきます.原子力委員会の新規に任命された二名の偉い先生は,不確かさを安全側に考えることは,当たり前だ と記者会見でおっしゃっておられましたが,現実には不可能なのではないか,と思います.

 

私の単身赴任先で使っている事務机は,ニトリ製です.3年前に購入しました.おそらく中国製でしょう.東京の自宅で使用している椅子は山田家具製で,ほぼ同時期に購入しましたが,ビクともせず,壊れる気配すらありません.

 価格はどうか,ニトリ製は6000円ほど,山田製は,10万円とちょっとだったと思います.ニトリの製品は,左に傾くようになったので調べてみると,ねじが二本抜けていました.なんと,ばね座金を入れないで留めるようになっているのですね.この椅子は自分で組み立てる方式で販売しているので安いのでしょうが,ばね座金も入って居ないのでは,3年もたつとガタがくるのですね.ホームセンターに行ってばね座金を購入し,平座金も使って,可能なところには全部にばね座金を入れて,締めなおしました.

 この手当であと何年もつかはわかりませんが,ネジで留めるときには座金を入れるのは,ごくごく常識的なことです.言ってみれば王道に従わずに価格を安くして販売するといいうのは,商売の原則には明らかに反していると思いましたヨ.似鳥さん,反省してください.

 ニトリの製品は,安いが良い製品, とは言い難いのではないでしょうか.