この年は「原価計算基準」が公表された年だそうです。

昭和37年といえば、まだ新幹線は無し、首相は19世紀生まれの池田勇人、景気は前回の東京オリンピックを控えて絶好調という、今では考えられない時代です。

そんな時代背景があるということを知って、何だか原価計算基準に歴史ロマンのようなものを感じるようになりました。

当時の人々が、なぜそこに記載されているような問題意識を持ったのかを想像しながら、これから勉強に取り組んでみたいものです。
こんばんは。

先日、「原価計算基準」というキーワードでググったところ、Youtubeで九州の公認会計士の先生のレクチャー投稿が出てきて観ていました。そのときのテーマは実際原価計算と標準原価計算の違いについてでした。

すなわち、標準原価計算は単価×消費量の計算のうち、あくまでも「消費量」を標準で計算するという仕組みだったんですね。お恥ずかしい話、今さらですが初めて知りました。きっと過去に受けたことのある授業でも聴いているはずですが、私の心には引っ掛からなかったんですね。それでは何をやっているのか、理解出来ないはずです。

私の場合、ある科目の内容が理解出来ないときは、最初の一歩である「当り前の前提」が理解出来ないことに原因があることが多いです。今回、ひょんなきっかけで、長年意味が分からなかったことのうちの一つが理解出来たことを、とても嬉しく思います。

こういうところを一つづつ、潰していきたいですね。
見る人が見れば私の素性が分かってしまいますが、私は簿記論と財務諸表論を既に取得しています。しかしそれはもう15年以上前のことです。

最近の日商簿記1級の過去問をみると、いわゆる新会計基準からの出題がオンパレードです。この十数年で、会計はすっかり変わってしまいました。

このことから、複式簿記の構造に関する理解以外には、私に日商1級合格のためのアドバンテージは無いということがよく理解出来ました。

過去の小さな成功に甘えることなく、今回の勉強に取り組まなければなりませんね。