プロスキーヤー遠山巧と、アグレッシブインラインスケートのエックスゲーム王者である安床タケシがセッション動画を公開した。
遠山巧が配信するKLPチャンネルの映像
若杉高原おおやスキー場に設置されているバグマットの施設で、多彩な技を繰り出している。
遠山巧（通称きんちゃん）は数年前までワールドツアーの日本代表として各国の世界戦を転戦していたが、今は日本ナショナルチームのコーチとして若手の育成にも取り組んでいるようだ。
安床タケシはインラインスケートのバート競技（ハーフパイプ）で幾度となくX-Games優勝を果たしている、一流アスリートだ。数年前にスキーハーフパイプに取り組んだことも話題になった。
ソチオリンピックのスロープスタイルで金メダルを勝ち取ったJoss Christensen（ジョス・クリステンセン）が5月にマンモスマウンテンのスーパーセッションで前十字じん帯断裂の怪我をしていたことが分かった。
引用元：NBC Sports「Joss Christensen must battle back from major injury to defend Olympic title」
“The first thought in my mind was, it’s over,”
ジョスは語る。
「怪我をした時、全てが終わったと思った。」
前十字じん帯断裂、半月板、内側じんたいの損傷の大けがを負ったジョスは既に手術を終え、リハビリを行っているようだ。
Joss Christensenの映像
“I know that a lot of the other skiers are probably counting me out right now,” he said. “This puts me right back where I like to be. There’s no target on my back this time. I’m the underdog again. I just want to prove everyone wrong.”
「多くの人は僕がもうオリンピックの選考から外れたと思っているかもしれない。だけどこの状況は僕がよく知ってるシチュエーションだ。誰からもマークされていない状況、つまりダークホース的に金メダルを勝ち取ったソチ五輪の前と同じだ。僕はまたダークホースに戻った。
僕はもう終わったと思っている人たちが、間違っているということを証明したいね。」
とジョスは語っている。
“My goal right now is I’m going to keep competing as long as I’m getting invited to the contests,”
「僕の目標は、可能な限り長く、メジャー大会に招待されて大会に出続けること。」
アメリカンドリームを掴んだダークホース、ジョスの五輪への下剋上は今も続いている。
オーストリアのスーパーパーク、ダッシュタインが営業終了
ダッシュスタインの映像
15年に渡ってオーストリア地域でフリースキーヤー・スノーボーダーに愛されてきたパーク、ダッシュステインパークがパーク設営を中止することを発表した。
（以下、原文）
After many great years of Superpark on the Dachstein glacier, we’ve heavy-heartedly decided that we will not rebuild Dachstein Superpark in the upcoming fall. One important reason is the increasing glacial retreat in the park area. It is definitely unjustifiable that we were already forced to damage the glacial ice sheet during the build-up. It’s the dictate of the moment to preserve the glacial substance. We ask you to understand the justified criticism of environmentalists. We most cordially thank all our loyal guests. Needless to say, we will again put all our force and dedication into Superpark Planai. The regular ski operation will start in fall with the first onset of winter. The same holds true for the cross-country ski trail.
（日本語訳）
素晴らしい年月を重ねてきたダッシュステインのスーパーパークではありますが、今秋のパーク設営をしないことを決定いたしました。
もっとも重大な理由といたしましては、パークエリアの氷河後退が主な理由です。私たちはこれまでに、パーク設営のために、氷河の土台部分に負担をかけてきたことは周知の事実です。氷河自体の保全が必要なのです。皆様には環境問題学者たちの正当化された批判を受け入れていただかなければなりません。
いつもご贔屓にしてくださる皆様には心から感謝申し上げます。
言わずもがなですが、我々は全ての力をスーパーパークプラナイ（同じエリアにあるパーク）に注ぐつもりです。通常の営業は、アーリーシーズンの秋にスタートします。 クロスカントリースキートレイルも同様に営業いたします。
スーパーパーク、プラナイの映像
氷河後退、つまり環境問題の影響でオーストリア屈指のパークの営業を終了するということですが、文脈から見てもオペーレーター達は今回の決定に納得はしていないようですね。
見たところによると専門家達は世界的な気候変化の影響がもたらした氷河のシュリンクではなく、パーク設計による影響と考えているようです。
兎にも角にも、この発表により世界中のパークライドを愛するライダーたちから悲しみのコメントが寄せられているようです。
筆者は昔、オーストリアにも住んでいたことがありますが、ダッシュタインは未だ訪れたことがなく、いつの日か訪れてみたいパークの一つでした。（今となっては年齢的にも難しそうでしたが。笑）
先日、カナダのキャンプオブチャンピオンが終了したニュースと合わせてもなんとも悲しいニュースが続いてしまいましたね。
世界的にパークライダーの人口はどんどん増えていっているので、世界的なインフラが整って欲しいと願っています。
日本でも月山あたりにパークを作ればいいのにと個人的には思っています。
スキー界も新しく変わっていって欲しいです。
以上、本日の独り言でした。
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