タイトルの新聞を毎朝電車に乗ってる時間と出かける前の時間に合わせて読んでおります。


先日シンガポールに行った際に、金融機関に勤める友人二人から、日経は時間をかけてじっくり読み今後の予想に役だてなきゃだめだヽ(`Д´)ノと諭されまして、最近は少し読み込むようにしておりますが、如何せんどーも日経読み込み=将来の予測という考え方に疑問がでます(。・ε・。)


元々の自分の日経の読み方は以下の二点を要点としてます。
①自分があまり知らない情報に目を通して概略をつかむ(次に掘り下げるときのきっかけとする)
②自分がよくしっている情報(不動産業等)について書かれている記事はどう報道されているのかしっかり読む


改めてなんでこういった読み方をしているか考えたところ、以下の理由が思いつきました。
①毎日出る新聞の読み込みは情報が膨大で時間がかかるから
②新聞はその時々の取材した記者の思い込み、その新聞社の基本スタンス、その記事内容の表現についての成約条件等で限定されるから(経済専門誌ならばそれ以外の情報はどうしても紙面が限られる等)
③まんま誰かの考えた軸で整理された情報をそのまま与えられて鵜呑みにしてしまう危険性もあるから


逆に日経を読み込むことで得られるメリットも考えてみました
①毎日読めば世の中の流れをつかみ、かつ、具体的に起こった出来事を把握できる
②知識が蓄えられる(勘所も養える)
③多面的なものの考え方が得られる(書評やコラム等で)


ここで、自分のスタンスとして誤解しないでほしいのは日経を全く読まなくてもいいといっているわけでも、読んでも無駄だと捉えているわけでもないということはご承知おきください。


それを踏まえたうえで、あえて自分が日経を限定して読んでもそこまで問題ないのではないかと考えるのは、単純に時間的な話とそれがどれだけ自分の身の回りに役にたつか懐疑的だからです。


日経に書いてあるから、世の中的にそういわれているから、自分は将来のことなんてわからないから、指針としていこうというのはちょっと危険で、どっか誰かの意見に任せちゃうのは楽だけど、出し抜けないし、おもしろくないと感じるからです。

大体、仕事でせっぱつまった時はクリティカルな回答や方法論は中々みつかりにくく、ある程度自分でアレンジしなければならないはずで、そのための気づきや指針として程度ならば、新聞の細部に至るまでじっくり読む必要はなく、むしろ、本読むなり、行動するなり、人と会っていたほうがいい解答も思いつく気がします。


そうはいっても、他に日経の読み方やメリットを知らない自分が未熟なだけで、まったく別の意見もあるかと思います。


皆さんは新聞などをどのように活用されていらっしゃいますか?よければ是非参考に教えていただければと思います(^人^)


P.S この話に関係ある話として、最新の日経アソシエの山崎元さんのコラムを読むとおもしろいかもしれません。NHKが従軍慰安婦問題を取り上げた番組に取材協力した市民団体が「政治家の圧力で番組内容が改変され、期待と信頼が侵害された」としてNHK等三社に損害賠償を求めていた件についての6/12の最高裁判例について、新聞各社の報道内容の違いがかかれています。新聞社のスタンスの違いがよくわかります。

ここで、ちょっと考えられる反論としては経済だから新聞社のスタンスの違いはそうないのではないか?という疑問です。しかし、取材情報先が違えば情報量や得られる情報は相手の立場に影響受けますし、誤解のない事実のみの報道ならば、新聞社が何社も必要ありません。少なくとも、答えを報じているわけではない点には注意を払っておいたほうがいい気がします。