様々なところで紹介されており、前々から気になっていたので購入して読みました。


お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)/勝間 和代
¥735
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手軽に読めて、金融の仕組みを理解するには優れた本でした。


著者は、金融商品別の特性を分かり易く説明した上で、長期的にみて年利5%位を目標に運用していくための資産形成を進めております。


普段資金を預かっている銀行の金利に比べて、一般の金融資産は元本保証はないものの、それでも年利で5%は十分に目指せるとのことでした。


この本を読めば、金融のプレイヤーが投資家から集めた資金をどこで中抜きして自分達の収益を稼いでいるかが理解でき、リスクとリターンについての基本的な考え方を把握できるのでとても便利です。


また、短い文章の中にも前提として引用されている検証結果や理論が豊富であり、説得力があります。


なんとはなしにリボ払いのカードを使っていたり、資産運用なんてしないで使いたい時に使うといった考え方の人には是非一度読むことをお勧めします。


自分も株で損したり、一発狙いを図った経験から、個人投資家では絶対にうまくいかないというアドバイスには共感できました。


サラリーマンの資産形成の主要な収入源は給与ですから、給与をしっかりあげていくための方策をとっていき、資産運用は、時間と複利で稼ぐのが、一番賢いと思います。


ベストセラーでもあり、読んでとてもためになる本でしたので、お勧めします(°∀°)b