さて、タイトルの本を紹介します。
- 畑村 洋太郎 ほか
- 気づく力
いくつか、なるほどと思った個所を抜粋してみます。
大前研一「~思考する能力は、知的好奇心と成功したいと思う強い願望が前提にあると考えるが、現在の日本の経営者、管理職、社員は、その前提さえも欠落しているといっていいたろう。自分達の「市場」である世界を本当に理解したい、という強い願望に欠けているのだ。~」
丹羽宇一郎「~私の場合、本を買ったら読み出す前に必ず目次を見る。しばらくの間、目次とにらめっこしながら本の著者が何を狙っているのか、ここで何を言いたいのか、どのような論理構成で言いたい事をまとめているのか、といった点を考え抜くのだ。~」
橘川真彦「~本人の「やる気」という動因。会社の「目標」と「目的」という誘因。二つが揃えば、例えば「目の前にある自分の仕事を達成するにはどうしたらいいか?」というような問題場面が生じる。そこで、様々な課題に気づくようになる。~」
その他にも、役に立つ体験談などがのっていて、面白かったです。
自分の目標も日々の仕事も、俯瞰的に見て、よく考えて行動する事の大事さを教えてくれます。