おい、こら、アメーバブログまた消えたぞ・・・・。



時間返してくれ。しょぼん



簡潔に書きます。



マンション業界でかな~~~りおきて破りな会社が出てきました!!



康和地所 さんです。



何が掟破りかって、マンション業界で、原価を開示した事です。メラメラ



大手デヴェロッパーに長年働いていた方から聞いた話だと、マンションの分譲って粗利益で2割位という素晴らしい利益率を誇る商品だったそうです。プレゼント



土地の価格もそうですが、マンションの工法や部材、各種設備に掛かる費用、内装の仕上げなど、専門的であって今までマンションの原価って不透明でした。(単純に内訳が多いのも原因です)



なので、エンドユーザーの皆様は、信頼関係というオブラードに包れた提案を呑まされていた面もある分けです。ショック!

(言い方かなり悪いです・・・ごめんなさい。)



実際こういった試みがされなかったのは、個人的感想ですが、以下の理由が主なものなのかなと。



①近隣対策や交渉や折衝の多さ等、泥臭い仕事が多くかつ原価が交渉により変動する事が多かった事。(不動産はひとつとして同じものがないという事も密接に関ってきます。内訳が多く変動費も多いので、発生ベースでしか捕らえられなく、製品計算のように緻密な原価計算ができなかった要因のひとつです。プレハブ工法とか例外はあるけどね。)



②原価を提示する事が法律で義務付けられていない事。(商売ですからね・・)



③ほとんどのデヴェロッパーは自ら売主の立場にたつか、売主側の変わりに売る事が多かったため、高く売りたかった(情報の非対称性を手放したくなかった)。



④色々な人がたくさんかかわるので利害関係者の調整コストがとても莫大なものになる事。



⑤不動産そのものが、お金だけでは図れない様々な要因がからみあうものである事。(場所、デザイン、歴史等etc・・・)



まあ、こんな縛りがある中で、かつ世の中の流れはお金のある所が「金融商品の運用」という視点で、不動産を取得しつづけています。走る人



当然キャピタルゲイン取得も重要な戦略の一つとして定義されています。(最近ですけど、不動産の出口戦略なんていい始めたの、それだけ不動産の流通性は低かったってことなんだけど。)



だから、当然「情報の非対称性」だの、「モラルハザード」だのどっかで聞いたことあるような事を当然としっているような知識人かつ不動産のプロの方も、あえて不利益をかぶるのは得策ではないと判断していたはずです。むっ



そんな中で、差別化戦略として「原価の開示」を行う事は、誰もが思いつきそうな事なんだけど、不動産の常識を破る、かなりすごい事だと思います。



正直、「原価を開示する事」が今までのエンドユーザーの心をつかむ戦略「イメージ戦略、ブランド戦略等」と比べてどれだけ差別化できるかが勝負の分かれ目になって来ると思います。



それは、とりもなおさず、エンドユーザーの一人一人の人が本当に正しい事をしている企業を評価し、投資していくのかという投資者側の目線の高さも要求されてきます。



なぜなら、開示されたって不動産のプロでなければ一々確かめたくもないでしょう、原価の適正性なんて。

(お金以外にも「住む場所」を判断する要素はおおいのですから。)



投資家なら、最終的にいくら儲かるかしか気にせず、原価の開示は売り手にとっては、交渉上不利に働く可能性が高いです。



それこそ、監査人のような公平かつ適切なジャッジができる機関が存在しないと原価の適正性の証明なんて厳しいきもしますし。



でも、そこに切り込む。メラメラ



不動産業界で、理想を追求する事は、生活そのものに対しての大きな提案になります。



是非、正しく評価されて、定着してほしいですよね。チョキ