病院モーニング

昨日までの産後3ヶ月半の期間に渡って、萌さんの実家「萌の郷」に、萌さん、サイマルくん、そして僕の3人セットでお世話になりました。

ゴトウ家のみなさんには、7月後半から昨日まで毎日、美味しいご飯を食べさせてもらいました(僕たち夫婦がご飯を食べてる時は、食事に集中できるようにと、おかあさんとおねえさんが交代でサイマルくんを抱っこしてくれました)。サイマルくん用のベッドやおもちゃ、ベビーカーやバウンサーを買ってもらいました。

4人の子供(萌さんは第四子次女)を育て上げたおとうさん、おかあさんが、要所要所でアドバイスをもらったり、手助けしていただいたことは我々にとってなにより心強く、ありがたかったです。

それから、一番心配していた、「実の親子だからこその衝突(産後の実家生活あるある)」は、、ほぼ皆無でした(そこは実娘の夫という僕の存在も役に立っていたのかもしれません(^^))。

おかげさまで、萌さんが「産後鬱」にかかることもなく、母乳の出(で)もすこぶる良く、なによりサイマルくんの表情の数・バリエーションが日に日に増して、豊かになりました。これもひとえに、ゴトウ家のおとうさん、おかあさん、おにいさん、おねえさんが毎日毎日、サイマルくんにいっぱい触って、いっぱいいっぱい話しかけてくれた結果だとおもいます。

本当に感謝しています。

「2人目の時も、きっとまたお世話になります」と、

ゴトウ家の御仏壇に手を合わせ、萌さんのすぐ上のおにいさん(第三子次男・萌さんと目元が瓜二つ、よってサイマルくんとも瓜二つ)のスティーブン・セガールが運転してそうな、イカツい車の荷台に荷物も積んでもらい、仁井田から飯島へお引っ越し。

ここからが、本当の意味で、家族3人の生活のスタートです。これからは、今までよりもさらに、「ワーク・ライフ・バランス」の推進・管理に力を注いでいこうと考えております。(※ ワーク・ライフ・バランスとは？)

子育てを妻に任せきりにし、息子との接し方が分からない父親にはなりたくありませんから。

家事・育児と仕事を、バランス良く分担していきます。

今の日本社会を取り巻く「表面上だけの男女共同参画のありかた」に、我々夫婦が一石を投じるつもりで行動を起こしていきます。それができるのも、我々フリーランスの強みですから。

そのためには、今現在の仕事のスタイルも見直さなければなりません。来春には、大幅な転換期を迎えることになるでしょう。その際、ご迷惑をおかけする方々も出てくるかもしれませんが、どうかご理解のほどよろしくお願いします。

家庭を顧みずあくせく働きたくはありません(そこまで生活に困ってもいません)。毎日夕方6時には家に居たいですし、息子が3歳になるまでは保育所には預けず、自分たちの手で世話をしたいです。それが我々が決めた、我が家の育児・教育の方針です。

これからの時代は、ビジネススタイルにライフスタイルを合わせるのではなく、ライフスタイルにビジネススタイルを合わせるべきなのです。

今後10年で「人間の働き方」は、大幅に変わると言われています。より人間らしい、自由で多様性に富んだ生き方・社会との関わり方を追求していかなくてはなりません。

超大国アメリカは、「自国(アメリカ)第一主義」の道を選びました。歴史的に見ると、自国第一主義に「戻った」と言ったほうがより正確でしょう。1620年9月に、イギリス国教会の弾圧を受けた清教徒102人が、メイフラワー号でアメリカ大陸に渡ったときから、アメリカという国はずーっと自国第一主義だったのです。広大な土地で、自由にのびのびとやってたら、たまたま世界から目をつけられ、(世界のリーダーという)お鉢が回ってきた、というのが実のところかもしれません。意図的だったにせよ偶然だったにせよ、アメリカが世界を牽引している(いた)のは、長いスパンで見れば、つい最近起きたイレギュラーな現象に過ぎなかった(のかもしない)わけです。

「圧倒的な軍事力をもって世界経済を支配する」これが、「グローバリズム」の正体です。それによりオイシイ思いをするのは、エスタブリッシュメント(支配階級)層及び富裕層の人々のみ。中流階級や貧困層の収入や職業的地位は下がる一方。今回のアメリカ大統領選挙戦では、特に中流階級のアメリカ社会に対する不満が爆発し、トランプ現象を巻き起こしたとも言われています。

今回の、米大統領選挙戦トランプ氏勝利という結果は、よくよく考えてみれば、家族最優先のアメリカ人が、本来のアイデンティティ・自分たちらしさを取り戻したに過ぎないのです。すなわち、「自分の国が最優先。一番に守るべきは自分。」という、初心に立ち返ったのです。

どんなに平和が叫ばれても、世界から戦争・紛争はなくなりません。神のためならば自爆テロをも厭わない一部のイスラム原理主義と、キリスト教原理主義が政治を動かすアメリカが、自分たちの信じる神こそが唯一絶対の神であるという考えを捨てれば話は別ですが、そんな未来は当分訪れそうにありません。

宗教の問題とは、それほど根深い問題なのです。

イスラム国(IS)の怖さを一番良く知っているのは、おそらくアメリカでしょう。理由は二つ。一つは、ジョージ・ブッシュ前アメリカ大統領が、神の名のもとにイラク戦争を始めたがために、結果としてイスラム国が誕生したということ。もう一つは、「聖戦」という言葉の持つ力の大きさを理解しているということ。

「テロや、その他アメリカの安全・安定を脅かす存在から国を守ることを最優先にする！」という決断は、アメリカにとって最後のトランプ(切り札)だったのではないでしょうか。

家族を一番に考えられない人が、社会のリーダーでいられる訳がないのですから。

話が少々脱線したので、戻します。

仕事における、僕の代役は、正直いくらでもいます。( もし、いないとおっしゃるのであれば、発掘作業を怠っているだけです。十分な能力があるにも関わらず、労働条件や、その他もろもろの事情により、本来活躍すべき場所に立てていない人を、どうすれば、スムーズに効率良くその場に誘導し、配置することができるか。これは、ダイバーシティ・マネジメントの基本中の基本です。)

しかし、サイマルくんにとって、僕(父親)の代役は誰もいません。

※ 機会をみて、「業界の常識『トラを立てる』はもう古い？」というタイトルで、この代役問題については、後日詳しく言及したいと考えています。

しなやかに、細く、長く生きたい。

より人間らしく。

より自分らしく。

サイマルくんを不法侵入者から守るために、

僕も家の前に壁を作ろうと思います。w

P.S.

実は、昨日(引っ越し当日)から高熱が続き、身体の節々が痛み、頭の血管も痛いです。何せ、5年ぶりの高熱のため、身体がビックリしているのかもしれません。

昨日、病院の緊急外来で診察してもらいました。インフルエンザの検査結果は「陰性」でしたが、症状から判断するに、「髄膜炎(またはそれ以外)」の可能性もあるため、明日朝一で「血液内科」まで来てください、とのこと。先ほど先生の診察を受け、尿検査と血液検査を済ませました。現在、結果待ちです。待ってる間、暇だったのでこのブログ記事を書いてました。