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昨日は、秋田キャッスルホテル 放光の間で開かれた、
石井漠・土方巽 国際舞踊・舞踏フェスティバル『踊る。秋田 2016』
オープニングレセプションのMCという大役を仰せつかり、正直、自分には身分不相応だったかもしれませんが、誠心誠意務めさせていただきました。

出席者が、国際的に活躍するダンサー始め、有力者や知識人、著名人ばかりという、そうそうたるメンバーだったので、冒頭で正直に、「とても緊張しています」と告白したところ、会場の空気がいい意味で弛んだ感じがしたので、「このただならぬ緊張感は、きっと僕だけじゃない。この会場にいらっしゃるほぼ全員が、何か大きな革命的なプロジェクトが始まろうといているその瞬間に居合わせていることへの興奮なり使命感なりを感じていて、そういった一人一人の意識の集合体として、会場全体のプレッシャラスなフィールド(場)を作り上げているのに違いない」と判断しました。
そしたら、急に気持ちが楽になり、だったらいっそそのフィールドの内で自分なりに浮遊しようと思えたんです。

ウェルカム緊張!!
もっと来い、もっと来い!!!

それにしても、スゲーメンツだ。。

実行委員長の高堂裕さん始め、副委員長兼プログラム・ディレクター 川村泉さん、フェスティバル・ディレクター 山川三太さん、麿赤兒さん(大駱駝艦主宰、舞踏家、俳優)、石井登さん(石井漠記念舞踊団主宰、ダンサー、振付家)、ジョイス・へリングさん(リオルト・ダンス・ニューヨーク アソシエイト芸術監督)、折原美樹さん(マーサグラハム舞踊団プリンシパル)、大江千里さん(ミュージシャン)イ・チョルジンさん(韓国古典舞踊家)、キム・ジェドクさん(モダン・テーブル主宰、ダンサー、振付家、音楽家)、秋田県知事、秋田副市長、乗越たかおさん(ダンス評論家、作家)さんなどなど、各分野で最前線を行く人たちばかり。

壇上であいさつをしてくださったみなさん全員の言葉は、舞踊・舞踏界の新たな潮流が今ココから始まるのだという力強い期待感を抱かせるものばかりでしたし、
パーティーの最後に特別に披露されたアトラクション、大駱駝艦の舞踏手による、金粉&銀粉ショーは特に圧巻でした。

ステージ上の舞踏手たちの肉体の動きの美しさ、躍動感、磨き上げられた表現力、そして、細胞一つ一つが発する、生命(いのち)の輝きともいえる波動が、会場にいる全員の感性と共鳴していました。
「食い入るように観る」「釘付けになる」とは、まさにあのような瞬間を描写するために存在する言葉でしょう。

そして、レセプションのお開きに、フェスティバルディレクターの山川三太さんが行った、独創性溢れるNew三本締めは、「予定調和を打ち砕くことから新たなものは創造されるのだ」という、石井獏先生や土方巽先生も当然抱いていたであろうスピリットを最も象徴した形のものでした。あれで会場は更に一つになりました。

今年から3年毎に開催される、舞踏・舞踏・コンテンポラリーダンスのオリンピックとでもいうべきダンスフェスティバル
「踊る。秋田」の展開に、乞うご期待。


P.S.
麿さんや山川さんに会いたがっていたモエちんは、身重な体の為、レセプションには不参加、、、だったはずなのに、会場にいるではないか!!!

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とおもったら、お義兄さんでした(^^)