まだ何者にもなっていない時というのは、
不安で仕方がないものだ。早く次のステージに進まなきゃと焦ってしまいがち。
しかし、急ぐとかえって先々で怪我をしてしまう危険性が高くなる。
誰も見ていない所でも準備運動がちゃんとできる人なのかどうかを、リーダーは実はこっそりチェックしているのである。
世間一般の人は「花や果実」しか見ないが、
時代を切り拓くプロフェッショナルは「水や肥料の与え方」を見ている。
エトス(信頼)の種を育てるのには、すこぶる時間がかかるものだ。
「自分には、その時間を耐え抜く覚悟があるのか」
まだ何者にもなっていないならば、先ずそのことを自分に問いかけなくてはならない。