かーさんが
ヨーガに出会ったのは
上の子がまだまだ小さくて
子育てに必死過ぎて疲労困憊だったころ・・・
わたしみたいな人にならないように
そう思って
良い母親像を
必死に追いかけていた日
自分で自分の首を絞めてた・・・ね
いや・・・それだけじゃない
晩婚だったかーさんは
ひとり暮らしが長かったせいもあって
結婚で二人暮らしも
想定外にしんどかった
看護師だったかーさんは
夜勤明けでも
お昼ご飯をつくって
食べに帰ってくる元夫を待ったり
夜勤入りも
仮眠もままならないまま
深夜入りだったりと
すべてがへとへとだった
そう・・・
自分のリズムを
ずっと見失って生きてた人だった
それは
結婚や育児で
疲労困憊という形で
露呈しただけであって
それまでも
ずっとずっと
自分のリズムを知らずに
周りのリズムに合わせる事に必死に
生きてきてただけ
ヨーガを学びにいって
初めての実技は
ブリージングエクササイズ
だったと思う
立って
腕を前に肩の高さまであげて
そのまま水平に横へ
胸を広げるようにして
息を吸いながら開いて
息を吸いながら閉じて
５回繰り返して
腕を下す
それだけで十分苦しい
胸を開いて呼吸をしたことがなかった
「ハイもう一度
今度は自分のリズムでどうぞ～」と
木村慧心先生は言う
耳をそばだてて
みんなと合わせようしている私
すぐさま
「自分のリズムでいいんですよ
他の人のことを考えなくていいんです
自分の内側に集中するんですよ
合わせなくていいんです
自分のリズムで～」
と木村先生
ドキッ！
なんでわかるの？
Σ(･ω･ﾉ)ﾉ！
自分の内側に集中・・・・
すると今度は
「終わった人から
ゆっくり静かに目を開けて～」と
木村先生
目を開けると
とっくに目を開けている人や
まだまだゆっくりと実技をしている人
「早いがどう
遅いがどうということを
言っているのではないですよ
自分のリズムはどんな感じなのかな？と
感じてみてください
早すぎる人
遅すぎる人もいます
それはどういうことだと思いますか？
でもそれを知っていれば対処のしようもあるでしょう？」
そのとき初めて
リズムってそういうことなんだって
「知った」
ヨーガでは
「無明」つまり
「無知」であることが
一番の苦の原因っていうんだよね
魔法の質問で言うところの
「事実は何か？がわかる」ということ
「事実と解釈をごちゃまぜにして理解しない」
という意味なんだけど
このときの
私の事実は
私は呼吸が苦しかったんだと「知った」こと
リズムを感覚的に体感することで「知った」と
理解したこと
しばらくこの「リズム」には
体得するまで翻弄されるのだけど
「知る」のと
「知らない」のでは大きく違う
兎にも角にも
「舵は切られた」
目指す方向へ
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