私がこども病院時代に
貴重な体験をさせていただいたお話を少し・・・
(*v.v)｡
看護師は
患者様が来ると
看護計画を立てて
ほぼ同時に挙げられるのが家族看護
とくに小児看護では兄弟児も大事
看護では
入院はしていないけど
患者様の家族のケアというのも
大切にしています
こども病院では
懸命に病気と闘っても
どうしてもお空に行ってしまう
子どもたちもいます
生まれてすぐに・・・というケースも
珍しくはありません
エンゼルケア
つまり
亡くなった後のケアです
ちょうど
チームリーダーとなり
アサーションやコーチングを独学していた
かれこれ20年くらい前
自分たち（看護師）が良かれと思うことを
お母さんに意向を聞いたりせずに
エンゼルケアを進めることに対して
ふと疑問を持ちました
あかちゃんを亡くした
お母さんやご家族に
エンゼルケアについての説明と
「私たちにできること」
「ご家族に出来ること」の
お話をするようにしました
・・・・
お母さん
これからあかちゃんを
綺麗に拭いてあげて
綺麗な服をきせてあげようと思います
その前に
お母さんも一緒に
沐浴をさせてあげたり
一緒に洋服を着せてあげたりすることもできます
もちろん
すこし一人になりたかったり
連絡をしないといけないこともあるでしょうから
私たちが変わってさせて頂くこともできます
お母さんは
どうされたいですか？
・・・・・
やっぱり
ご希望は同じでは
ありませんでした
「すこし休ませてください」
と言われる方
ずっと付きっきりで
泊まっておられたんですもの・・・
「一度も抱いてないんです
一分でも一秒でも抱いていたんですが・・・
いいですか？」
とても重い病気で
ベッドの上から動かすことが出来なかった
あかちゃんのお母さん
わかりました
丁寧に
しかし手早く準備して
お母様の胸元に
すぐお子様をお連れできるようにしましょうね・・・
この経験を頂いて
看護者側が
「親のこうあるべき姿」や
「子どもの死をこんなふうに受け止めて欲しい」という
「良いとされている雛形に」
患者様を当てはめようとしてしまう
傾向があることに
はっ！と気付かされました
自分に出来ること
出来ないことを
明確に提示すること
さまざまな
ケースやパターンがあることを
知ること
どれも良い悪いではなく
そのご家族にとって
必要なこと
そして
選択権は
お相手にあることを
学ばせて頂いた経験でした
(_ _)
今も支援者として
当事者のこどもを置き去りにしないように
意識的に気がけています
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