すっかりお花見シーズンですね。
屋台。なんだか毎年、値上がりしてないですか(笑)
たこ焼き600円って…お祭りノリでなんでも買うと思うなよ…!

『蒼穹の昴』(1996) 浅田次郎
守護星・昴に導かれ、汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう…
舞台は中国清朝末期。
主人公‐貧しき糞拾いの少年・春児が、占い師・白太太の予言を信じ
兄貴分・文秀と共に都へ赴くところから物語は始まります。
さらに細かいことをいうと、
この兄貴分・文秀というのが大変秀才な人間で
お国の一手を担う採用試験?みたいなもの(日本でいう公務員試験とは遥か比べものにならぬくらいすごい難関倍率テストのようで、これに一生を費やす人間もある)を受けに都へ行くというので、春児がこれについていく(一緒に連れて行ってもらう)という説明がより正しい。
いざ臨む試験会場で、文秀と同士・王逸の織り成す会話のハイレベルさよ…
「挙人様なんてのはどれも鼻持ちならん奴ばかりだ。もちろん俺を含めてな。だがおぬしは、あのおいぼれを先輩と呼んだ。体をいたわり、礼も尽くした。要するに四書五経を丸暗記しているぽんこつどもとは違って、おぬしはそれを体得している、ということになる」
「やめてくれよ、俺は何もそんな…」
「それさ。何も考えずに行動に移していることが、体得している証拠だ。しかしそういう君子を称して、人は変人と呼ぶ。孔子様が今の世に現れたら、やはり変人だったろうな。
……わからんかね、史了(文秀)。この国はどこかまちがっているんだよ。我々が生まれてから二十年の間、いったい何が起こった。内乱と、外国からしかけられた理不尽な戦。その結果もたらされたものは、民衆への弾圧と不平等条約だけさ。そして不幸の原因はすべて我らのうちにある。つまり、論語読みの論語知らずばかりが国を支配したからだ」
「君は、才子だね」
「なあに、おぬしだって人後には落つまい」
「いや、簡単なことを難しく述べるのは簡単だが、難しいことを簡単に言うのは難しい。まこと才子の芸だな。たいしたものだ」
いや、君たち二人ともたいしたものだよwww;(心の声
つまり、ここからすべてわかる通り、文秀(および王逸)というのは
学力的に頭が良いだけでなく、人間的にも賢い秀才なのでした。
ちなみに私が一番好きなのが、畢五という大男が出てくる回で
淡々とグロテスクな文章の中にポッと出てくる
寝台の藁蒲団には、牡丹の花をまきちらしたように真新しい血がしみていた。
という一文が、読者の想像力を最大限に掻き立てる煌びやかさを放っていて
とても感動したのでした。
この畢五というのが、なにをしている人物なのかというと
〝男でも女でもない種族〟の生産という
まあ太陽光を浴びて生活しているわけではないだろう怪しいお人で
説明が難しいので、気になった方は実際に読んでみてください。
ともあれ、
知人に薦められてやっと図書館で見つけたと思ったら
4冊にも及ぶ超大作。
漢字が多すぎるのもあって、読みにくいやら難しいやらで
1冊目の211ページで断念した私でした。
いつか再び手に取る日が来るのかどうか…
屋台。なんだか毎年、値上がりしてないですか(笑)
たこ焼き600円って…お祭りノリでなんでも買うと思うなよ…!

『蒼穹の昴』(1996) 浅田次郎
守護星・昴に導かれ、汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう…
舞台は中国清朝末期。
主人公‐貧しき糞拾いの少年・春児が、占い師・白太太の予言を信じ
兄貴分・文秀と共に都へ赴くところから物語は始まります。
さらに細かいことをいうと、
この兄貴分・文秀というのが大変秀才な人間で
お国の一手を担う採用試験?みたいなもの(日本でいう公務員試験とは遥か比べものにならぬくらいすごい難関倍率テストのようで、これに一生を費やす人間もある)を受けに都へ行くというので、春児がこれについていく(一緒に連れて行ってもらう)という説明がより正しい。
いざ臨む試験会場で、文秀と同士・王逸の織り成す会話のハイレベルさよ…
「挙人様なんてのはどれも鼻持ちならん奴ばかりだ。もちろん俺を含めてな。だがおぬしは、あのおいぼれを先輩と呼んだ。体をいたわり、礼も尽くした。要するに四書五経を丸暗記しているぽんこつどもとは違って、おぬしはそれを体得している、ということになる」
「やめてくれよ、俺は何もそんな…」
「それさ。何も考えずに行動に移していることが、体得している証拠だ。しかしそういう君子を称して、人は変人と呼ぶ。孔子様が今の世に現れたら、やはり変人だったろうな。
……わからんかね、史了(文秀)。この国はどこかまちがっているんだよ。我々が生まれてから二十年の間、いったい何が起こった。内乱と、外国からしかけられた理不尽な戦。その結果もたらされたものは、民衆への弾圧と不平等条約だけさ。そして不幸の原因はすべて我らのうちにある。つまり、論語読みの論語知らずばかりが国を支配したからだ」
「君は、才子だね」
「なあに、おぬしだって人後には落つまい」
「いや、簡単なことを難しく述べるのは簡単だが、難しいことを簡単に言うのは難しい。まこと才子の芸だな。たいしたものだ」
いや、君たち二人ともたいしたものだよwww;(心の声
つまり、ここからすべてわかる通り、文秀(および王逸)というのは
学力的に頭が良いだけでなく、人間的にも賢い秀才なのでした。
ちなみに私が一番好きなのが、畢五という大男が出てくる回で
淡々とグロテスクな文章の中にポッと出てくる
寝台の藁蒲団には、牡丹の花をまきちらしたように真新しい血がしみていた。
という一文が、読者の想像力を最大限に掻き立てる煌びやかさを放っていて
とても感動したのでした。
この畢五というのが、なにをしている人物なのかというと
〝男でも女でもない種族〟の生産という
まあ太陽光を浴びて生活しているわけではないだろう怪しいお人で
説明が難しいので、気になった方は実際に読んでみてください。
ともあれ、
知人に薦められてやっと図書館で見つけたと思ったら
4冊にも及ぶ超大作。
漢字が多すぎるのもあって、読みにくいやら難しいやらで
1冊目の211ページで断念した私でした。
いつか再び手に取る日が来るのかどうか…