今回は直島ぶらり最後の 家プロジェクト をお伝えしたいとおもいます。
本村地区には昔ながらの住宅が建ち並んでいて、そのそのところどころの古い家屋を改修し、いろんなアーティストが家の空間そのものうぃ作品化し 「家プロジェクト」 として鑑賞できるようにしているのです。
現在は、「角屋」「南寺」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」「きんざ」の7つの作品があります。ただし「きんざ」は予約が必要でかなり早いうちから予約しておかないとムリのようで私たちは1ヶ月前くらいに予約してみましたが既にいっぱいでした・・・ (ベネッセハウスに宿泊すると優先的に鑑賞できるみたいです)
修復監修:山本忠司
「Sea of Time ’98(時の海 ’98)」1998年
角屋の家屋、LEDカウンター、FRP製のプール、水
「Naoshima’s Counter Window(ナオシマ・カウンター・ウインドウ)」1998年
角屋の家屋、液晶カウンター
中は撮影禁止。 ということで外観のみの写真のみということで・・・
1番印象的だった作品はというと、真っ暗な室内の中の床には水がはられていてそこにたくさんのLEDで数字がカウントされたものが沈んでいてそのさまざまなLED色と格子窓からの光が水面に映りだされていてとても幻想的でした。
設計:安藤忠雄
「Backside of the Moon(バックサイド・オブ・ザ・ムーン)」1999年
蛍光管、タングステンライト、木、白ペイント
地中美術館に引き続き、ジェームスさんにはやられました・・・ これまたフシギ体験。
コトバでは表現できません。。。是非実体験しにいってください。
「Appropriate Proportion (アプロプリエイト プロポーション)」2002年
木、石、光学ガラス、コンクリート
ガラスの階段がとても印象的です。このガラス階段(写真中)は地下に続いています。どうなっているのかというと・・・ これもまた自分の目で体験してください。 ちなみにここ(写真右)が地下の入口です。
空間デザイン:千住博、秋元雄史
「ザ・フォールズ」 2006年
雲肌麻紙、アクリル絵具(ラスコー)
「フォーリング・カラーズ」 2006年
鳥の子紙、アクリル絵具(ラスコー)
「グラス・フォールズ」 2006年
ガラス
「ウォーター・フォール」 2006年
鳥の子紙、アクリル絵具(ラスコー)
とここは本当は上記にかいたように4作品の絵画があるのですが、アーティストさんがどうもこの空間の光だと作品の印象が変わってしまうとことで現在この場で描いているそうで現在は1作品のみの公開だということでした。それにしてもすごいこだわりです・・・
空間デザイン:須田悦弘、秋元雄史
「椿」 2006年
朴の木に彩色
入口をのぞくとちょっとお庭がみえ、2棟に離れた間を通ると風情のある庭が広がっています(写真左)。各々の棟は畳敷きになっていて1棟の方には造花が散ばっていました(写真右)。
「舌上夢/ボッコン覗」 2006年
歯科医院兼住居だったものを改修したものです。中は撮影禁止だったのですがこの外観をみていただければ中のようすもわかっていただけるかと思います・・・ とりあえずいろんなモノがコラボってました。自由の女神さえいました・・・ 樋かと思いきや望遠鏡になっていて室内から覗くことができます(写真左)。
7. きんざ / 作品・構想・基本設計:内藤礼
「このことを」2001年
土、木、石、ガラス、竹、瓦、鏡、糸、ビーズ、ステンレス・スティール、アルミニウム、
プラスチック、貝
わたしたち子兵隊は予約できずの見学できずでした・・・
詳しくは・・・ http://www.naoshima-is.co.jp/concept/art/kinza.html
以上、現在2007年12月の「家プロジェクト」ぶらり報告でした!
住所:香川県香川郡直島町本村
時間:10:00~16:30
休館日:月曜
鑑賞料:共通チケット1000円 ※「きんざ」を除く6作品の鑑賞可能。
ワンサイトチケット400円(15歳以下無料) ※「きんざ」を除く
URL: http://www.naoshima-is.co.jp/concept/art/ie_project.html
家プロジェクトだけでなく本村地区の街並みは統一感があり、そしてデティールにこだわりがあったりと歩いていていろんな発見をしました。
まちのあちこちにはのれんがかかっていました。同じ色調で各々ちがうデザインをしてありそれがまたいい感じでした(写真左上)。 のれんだけでなく表札やサインなども統一されています(写真右上)。
猫もたくさんいました。ご近所のおばちゃん曰く、この猫さん(写真右下)は1000枚は写真に撮られてるそうです。写真の写り方を知り尽くしているようでした
たこハンガー??
南寺のとなりの公園にある公衆トイレもデザインされていて good でした
もっと気になったのが・・・
目の位置がかなり下のような・・・ それとも上下間違えたとか!? かなり気になります
ちなみにわたしたちが泊まった民宿「石井商店・やどかり」もここ本村地区です。
とてもいい宿主さんで、車で送迎してくれたりとかなりお世話になりました。改めてありがとうございます。
宿には泊まった人達がかいていっている日記がありいろんな情報や口コミがかいてあったりと読んでいてとても面白かったです。(※とくにウケたのが黄南瓜の裏情報
でした・・・) ほかにもねこバス停や巨大ゴミ箱などの情報などいろいろかいてありました。 それとここの宿のご飯がむっちゃ美味しいとかいてあり素泊まりにしたことを後悔しました・・・ もしここにお泊りの際は是非食事付をオススメします!
民宿石井商店・やどかり
住所:香川県香川郡直島町845-1
チェックイン:16:00 (最終チェックイン 18:00)
チェックアウト:10:00
休館日:年末年始
一泊料金:3,570円~(1名) 素泊まり
6,300円~(1名) 一泊二食
URL: http://www5.ocn.ne.jp/~ishii845/index.html
直島は「家プロジェクト」をはじめこれからもっとアートが増えていき変化しつづける島になるんだろうなぁと思いました。また、ほとんどが写真撮影ができずこの島は写真ではなく自分の目で実体験してほしいという島なのかなぁ・・と同時に思いました。写真撮影はできませんが脳裏に一生残ること間違いないです。 みなさんもぜひ直島に出かけてみてください。