あふぉとバカとの連立方程式。
明日は私立一般入試。
あいにく俺は一限がテストなので応援には行けないが、恐らく滅多なことが無い限り落ちることはないと思われる。
とはいえ専願組を除いた今、やつらにとって人生初の受験であるため緊張しているだろう・・・。
3Aの数学の授業にて。
ハイジ 『はい、じゃぁ数学の授業始めるけん、さっきの時間の英語のプリント回収しまーす!』
英語のプリントを後ろから前に回させる。
ハイジ 『はい、はい。 はいさんきゅ。 武美名前書いてない!
この字は・・・ちぃかな? ちぃ名前書いてないやろ!』
ちぃ 『あ、書き忘れたー!』
ハイジ 『はい、名前書いて出して。 これは名前書いてある・・・これもOK・・・これは・・・』
クラス( 3A ) 名前 ( 織田信成 )
なんかこのクラスに
フィギュアスケートの人いるー∑( ̄☐ ̄;)!!
ハイジ 『おい、どこのどいつや!? 名前んとこに織田信成って書いたバカはΣ(~∀~||;)!?』
祐樹 『あ・・・僕です。』
ハイジ 『お前かよorz ・・・お前後で面談な。』
祐樹 『え・・・!! 何でですか!?』
ハイジ 『私立入試前に自分の名前もろくに書けんバカは面談に決まってんだろうが(。`Д´。)!!』
完全に緊張感のない3A。
明日が私立一般入試だって分かってんだろうかこいつらは・・・。
ハイジ 『はい、じゃぁ前回の授業の続き! 方程式の文章題ね。
一本200円のシャープペンシルと、一個80円の消しゴムを合わせて40個買いました。
それぞれ2割引きで買えたので、合計金額が5440円でした。
シャープペンシルと消しゴムそれぞれいくつずつ買ったでしょう。 ・・・っていうのが問題な。』
祐樹 『先生。 シャープペンシルって、ボールペンですか?』
ハイジ 『え・・・どういう意味??? シャープペンシルはシャープペンシルやろ? シャーペンよ。』
祐樹 『あ、何だシャーペンかww じゃぁシャーペンって書いてくださいよー。』
ハイジ 『分かるだろ(゜Д゜;≡゜Д゜;)!?
求めたいのはシャーペンと消しゴムの数ね。 じゃぁ何をxとyとおけばいいかいな? はい、武美!』
武美 『シャーペンをxっ!!』
ハイジ 『シャーペンの何をxとおくねん?』
武美 『えっと・・・あ、分かった!値段っ!!』
ハイジ 『200円って書いてあんだろうがΣ(~∀~||;)!
・・・シャーペンの本数をx本とおくよね。』
直人 『消しゴムをy本や!!』
ハイジ 『・・・y個ね。 シャーペンをx本、消しゴムをy個買ったとしましょう。
じゃぁ今から連立方程式を立てるっちゃけど、
合わせていくつ買うかを考えれば、ひとつ目の式は立てれるよね?』
ちぃ 『ウチ分かるよっ!! x+y=・・・』
ハイジ 『そうっ!! x+y=??』
ちぃ 『x+y=5440っ!!』
ハイジ 『買いすぎじゃ∑( ̄皿 ̄;;!!
お前シャーペンと消しゴム合わせて5440って
そんなに買うやつは完全に業者の人間だろうが(((( ̄Д ̄;)』
こんなドあふぉ集団3Aの中でも最も数学が苦手なのが真太郎。
真太郎は未だにちょいちょい足し算・引き算を間違える・・・。 何度教えても覚えられないのだ。
だが授業中見捨てるわけにもいかんので、もんのすごい簡単な質問のときだけ当てることにしている。
ハイジ 『じゃぁ次は二つ目の式を立てよう。
まず簡単な質問! 200円のシャーペンをx本買ったときの値段を考えたいんやけど、
真太郎! 200円のシャーペン1本買ったら何円??』
真太郎 『・・・・・x円っ!!』
武美 『www』
ちぃ 『こいつヤバかろww』
ハイジ 『真太郎・・・落ち着いて考えるんぞ?
200円のシャーペン1本持ってレジに行ったら、お金いくら払わないけん?』
真太郎 『・・・・。 あ~なんだ、5440円っ!!』
ハイジ 『どんだけボッたくるんや∑( ̄皿 ̄;;!!
お前消費税何千パーセントだと思ってんだよ・・・。』
真太郎 『・・・・?』 ←ツッコミの意味が分かってない
こんなめちゃ簡単な連立方程式でこの状況・・・。
仕方ないので式を立てるとこまで説明して、連立方程式を解く作業だけやらせていると・・・
ゴン太 『先生。』
ハイジ 『どうした? 答え出んか??』
ゴン太 『新しいの出たよ。』
ハイジ 『・・・?? 新しい? x?y?』
ゴン太 『・・・エヴァの新台出たよ。 パチワールド〇〇店に80台入荷されたらしいよ。』
何で急に数学中に
パチンコ「CR新世紀エヴァ〇ゲリオン」の話ー∑( ̄☐ ̄;)!?
ハイジ 『お前オッサンか・・・orz 中学生のお前には何の関係もない話じゃねぇか( ̄Д ̄;)』
ゴン太 『でも楽しいとよ? エヴァのパチンコ。』
こいつちょいちょい入って打ってんじゃねぇだろうな・・・・・。
怖いから聞かんとこ( ´_ゝ`;)
そして放課後。
律子 『はいじス!! はいじスの筆箱どこ??』
ハイジ 『?? 俺の?? そこのカバンとこにあるけど・・・?』
律子 『あ、あった! ガチャガチャ・・・』
ハイジ 『ちょちょちょ!!! 何あさってんだよお前は(°Д°;!!』
律子 『何かこの中の物貸してよ。 明日私立入試やけん数学パワーちょうだい。』
ハイジ 『別に俺の私物使ったってご利益はねぇよ( ´_ゝ`)
・・・んじゃぁこのシャーペン貸しちゃる。』
律子 『ほんと!? やったーーー♪♪』
別に俺のシャーペン使ったら数学の問題よく解けるわけじゃねぇのに・・・。
・・・と思っていると横で
パン! パン!
リオ 『・・・・・。』
美雅 『・・・・・。』
ハイジ 『・・・お前ら何やってんの?』
リオ 『ありっぺ先生の天然パーマ拝んだら合格するらしいよ? あやめが言いよったww』
ありっぺ先生 『マジ落ちても俺のせいにすんなよ・・・。』
人間受験のときは何かにすがりたくなるのだろうか・・・。
ハイジのシャーペンか。 はたまたありっぺ地蔵か・・・。
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