皆さん、因数分解はご存じですか?

ab+ac=a(b+c)

ざっくり言うとこのようなものですね。
(もっと高度なものもありますが
今回はこれを例にとって解説します。)

しかし、2つの式[ab+acとa(b+c)]が
イコールで結ばれているということは

ab+acとa(b+c)の値は同じ

ということですね。
(当然のことですが)



じゃあ、

因数分解ってなんのためにやるの?

って思いませんか?

式の値が同じなのに、なぜ因数分解を
する必要があるのか、

そこを今回は
解説していきたいと思います。



まず、ab+ac=a(b+c)の式を日本語に
直してみます。

すると、
ab+acは、abとacを足したもの
言えますね。

a(b+c)はaとb+cを掛けたもの
言うことができますね。

つまり、
ab+acは足し算の式、
a(b+c)は掛け算の式と言えますね。

そこで思い出してほしいのですが、

イコールで結ばれているということは

ab+aca(b+c)の値(計算結果)は同じ
(+の式)   (×の式)
ということです。


つまり因数分解とは、

足し算の式を掛け算の式に直すこと

というわけです。

なぜ掛け算に直すことに効果があるのか
というのは

二次方程式を勉強すると分かるはずです。

二次方程式の解の公式だって
因数分解(平方完成、または完全平方式)
が関わっている訳ですしね。





記事は以上です。

ありがとうございました。