センター試験まであと32日。
私立医科大の入試スタートまで
あと35日。
大学受験コーディネーターの
オズポンです。
医学部受験を中心に数学を教えて
20余年。
もうたいていのことには驚かない
と思っても、まさかーと思わせる
子がまだまだいます。
高校2年生の子ですが、対数の
個別授業をしているなかで発見
しました。
勉強ができないとの印象はそれほどなく
ただ、何かにつまづいてここまで来て
しまったんだろうなーという感じの子
でした。
対数の問題で
「最初に0でない数字が来るのは
小数点以下何位か?」のような問題が
なかなか答えが合わないんです。
やり方は間違っていないのですが
どうやら最後の小数の計算で間違える
ようです。
それが、計算間違いというレベル
ではなく、とにかく何回やっても
合わない。
5回くらいやって、やっと合う感じ。
でどうして間違っているかをホワイト
ボードを使ってやってもらいました。
そうしたら、少数の筆算で繰り上がり
の計算ができないことが発覚。
本人に聞くと、小数同士の掛け算は
ほぼ間違えるとのこと。
それこそ10回やって合うかどうか
のレベル。
原因は単純で繰り上がるときの上の
位の1を足し忘れるとのこと。
すぐさま、繰り上がった1をその場で
書き加えるように指示して小数同士の
掛け算をクリアーしました。
本人曰く
「そういうことだったんだー。」
いろいろ聞いてみると既に小学生の
頃から算数が嫌いで、計算ドリルの
宿題もほぼやっていかなかったとのこと。
そのつけが今になって回ってきたようです。
極端な例のように聞こえますが
似たような事例は実はたくさんあります。
計算に代表されるように、練習を怠った
ことが後々の理解力に大きくマイナスに
なることも少なくありません。
逆に言えば、もうわかっているという
部分を、すらすらとできるようになれば
新しい概念の理解も速くなったり
こなせる問題数も多くなり勉強も
飛躍的に進むようになるのです。
以前、計算がおっそろしく遅い子がいて
つきっきりで計算を教えていましたが
ある日勉強そっちのけでいろんな話を
していたときに衝撃的なカミングアウト
をしてくれました。
「先生、実は俺九九がよくわかんないんだよね。」
それで合点が行きました。
それで簡単だと思われる計算が
とんでもなく時間のかかる難問に
なるわけです。
「よく言った。もう大丈夫だ。」
それから、掛け算の九九の歌を毎日
一緒に歌いました。
それで、程なく九九がすらすら
言えるようになり、計算もそういった
意味では人並みになり
しかし彼にとっては飛躍的に速くなり
親をビックリさせました。
当時中2だった彼も今は有名私大の
理工学部に通っています。
ひょっとしたら、一生懸命頑張ら
なかった時代の計算練習をやることで
数学が飛躍的にできるかもしれません。
ちょっと、思い当たる節がないか
考えてみてください。
その他の受験情報は
こちらもチェック
↓

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大学受験コーディネーターの
オズポンです。
医学部受験を中心に数学を教えて
20余年。
もうたいていのことには驚かない
と思っても、まさかーと思わせる
子がまだまだいます。
高校2年生の子ですが、対数の
個別授業をしているなかで発見
しました。
勉強ができないとの印象はそれほどなく
ただ、何かにつまづいてここまで来て
しまったんだろうなーという感じの子
でした。
対数の問題で
「最初に0でない数字が来るのは
小数点以下何位か?」のような問題が
なかなか答えが合わないんです。
やり方は間違っていないのですが
どうやら最後の小数の計算で間違える
ようです。
それが、計算間違いというレベル
ではなく、とにかく何回やっても
合わない。
5回くらいやって、やっと合う感じ。
でどうして間違っているかをホワイト
ボードを使ってやってもらいました。
そうしたら、少数の筆算で繰り上がり
の計算ができないことが発覚。
本人に聞くと、小数同士の掛け算は
ほぼ間違えるとのこと。
それこそ10回やって合うかどうか
のレベル。
原因は単純で繰り上がるときの上の
位の1を足し忘れるとのこと。
すぐさま、繰り上がった1をその場で
書き加えるように指示して小数同士の
掛け算をクリアーしました。
本人曰く
「そういうことだったんだー。」
いろいろ聞いてみると既に小学生の
頃から算数が嫌いで、計算ドリルの
宿題もほぼやっていかなかったとのこと。
そのつけが今になって回ってきたようです。
極端な例のように聞こえますが
似たような事例は実はたくさんあります。
計算に代表されるように、練習を怠った
ことが後々の理解力に大きくマイナスに
なることも少なくありません。
逆に言えば、もうわかっているという
部分を、すらすらとできるようになれば
新しい概念の理解も速くなったり
こなせる問題数も多くなり勉強も
飛躍的に進むようになるのです。
以前、計算がおっそろしく遅い子がいて
つきっきりで計算を教えていましたが
ある日勉強そっちのけでいろんな話を
していたときに衝撃的なカミングアウト
をしてくれました。
「先生、実は俺九九がよくわかんないんだよね。」
それで合点が行きました。
それで簡単だと思われる計算が
とんでもなく時間のかかる難問に
なるわけです。
「よく言った。もう大丈夫だ。」
それから、掛け算の九九の歌を毎日
一緒に歌いました。
それで、程なく九九がすらすら
言えるようになり、計算もそういった
意味では人並みになり
しかし彼にとっては飛躍的に速くなり
親をビックリさせました。
当時中2だった彼も今は有名私大の
理工学部に通っています。
ひょっとしたら、一生懸命頑張ら
なかった時代の計算練習をやることで
数学が飛躍的にできるかもしれません。
ちょっと、思い当たる節がないか
考えてみてください。
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