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今日は本校の会議での話です。
端的に言うと、模試の成績が今一つだ、というのが話題です。
だからどうしようか、と。
なかなか不思議な会議でしょう。
なぜなら、参加者に案がないのです。
漢字の正答率が悪いから、現代文の冒頭5分に既出漢字のテストを入れよう、とか
「データの分析」の正答率が全クラス良くないので、どこかで振り返る時間を
作ってみよう、とかスタディサプリを薦めよう、とかそういうのではないんですよね。
意見を求められたので、いろいろ言いました。
暗記物に関して、生徒が書いて覚えていない、と。
漢字なり単語なり、スペルを書かなければ頭に入らないのではないでしょうか?
ICT機器の普及に伴い、学習の効率化が叫ばれていますが、一見非効率と思われるような
ことまで淘汰されそうになるのは勘弁して欲しいです。特に書くこと。
普段書かないのに、記述模試の結果が出るわけないでしょう、とも言いました。
あとは、使わせている参考書がだんだん増えているので、1冊を完璧にさせましょう、
とも言いました。
数学で言うと、たまに面白い現象を見かけます。
使っているチャートの色がコロコロ変わる生徒は要注意です。
最後は赤に行くのですが、よっぽどの生徒でないと使いこなせないです。
まずは白チャートを完璧にして、公式導入まですると全然違うはずです。
どこかで見栄もあるのでしょう。
英語だとターゲットというのがあります。
↑旺文社HPより ターゲット1400
中学単語も怪しいのに1400をやり、それも怪しいのに1900やDuoをやる、なんて
いう生徒もいます。まずは中学単語を固めるべきではないでしょうか?
難しい単語を知っていても、to不定詞をとる動詞がわからないとまずいです。
なんだか順番が違う気がします。
個人的には、学習法や狙いが定まっていないな、と思いました。
私も日々研鑽をしていますが、それでもダメだ、と思うことばかりです。
もっとたくさん案を出して、生徒に1つだけでも還元できる会議であってほしいな
と思います(ここで言っても仕方はないのですが…)。