いつもご覧いただき、ありがとうございます。
8日は本校の探究活動の中間発表会でした。
とは言っても、発表するのは生徒です。
私はここまで、特に何もしませんでした。
ただ見ていただけです(笑)
しかし、発表会後、見学にきてくださった某大学の教授が
「なぜここまで生徒が探究できるのか」
という質問をしてくださったそうです。他校もここまで
できなくて困っているとのことです。
私が決めているのは
生徒から求めてこない限りは何もしないこと
だけです。
原稿やスライドの手直しも一切しませんし、余計な口出しもしません。
困ったときに話を聞くだけです。そうすると、生徒は自分ごととして
考え始めます。探究活動を「やらされているもの」と生徒が認識した瞬間、
探究ではなくなります。
とにかく、生徒に考えさせ続けること、困っていても手を差し伸べないこと。
これを徹底すればいいと思います。
結果がうまくいかなかったらどうするか? と訊かれたら、
結果は重要ですか? と訊き返します。重要なのはそこでは
ないはずです。
大学の先生は「何もしないことがすごい」と返されたそうです。
つい教員は手を差し伸べてしまう、と。
学校は失敗を悪とする傾向にあります。
そうではなく、「失敗はしてもいい」と言いながら
本当にそれを受容する環境を教員が作ればいいのです。
私はいつもこんな感じです。生徒が常に主導で動いています。
それでいいんじゃないかと思っています。