いつもご覧いただき、ありがとうございます。
試験前、ほぼ最後の授業です。試験問題もやっと完成、
という感じです。授業でやったことをきちんときく試験ですので、あまり面白くはないです。
結構、「太郎くん・花子さん問題」がはやっているのですが、
個人的には嫌いですので、そういう問題は基本的には出しません。
(これを共通テスト対策、というのならば、本質ではないでしょう。)
個人的には京都大や一橋大みたいな、短い問題に憧れを持つんです。
見開きで全部終わる感じ、美しくないですか??
それに比べ、共通テストの問題にはそれは感じないんです。
そんなことを言っていますが、この日は、共通テスト系の勉強会にオンライン参加しました。
研修会もほとんどがオンラインです。個人的に招待メールをいただくことも多くなりました。
教材ネタは今後記事にしていくとして、こんな話が出ました。
「教員の当たり前」と「生徒の当たり前」は違う!
これは確かに! という感じなんです。
小テストをすると、結構感じることです。
例えば、
楕円x^2+4y^2=4に(3, 0)から接線を引く。そのときの接線の方程式を求めよ。
という問題。
教員の当たり前は
・接点を(s, t)として接線の方程式を作る(教科書)。
・接点を(cosθ, 2sinθ)の形で置いて、接線の方程式を作る(媒介変数表示)。
だったりするのかもしれませんが、生徒は
・(3, 0)を通る直線をy=m(x-3)として、楕円の式に代入→(判別式)=0
が好きみたいです。
授業では全て紹介をしていますが、一番下か〜〜と思います。
式によっては判別式が汚くなったり、x軸に垂直な直線を調べたりするなど、
手間が多いのですが、それでも下がいいみたいなんです。
(もちろん、生徒はx軸に垂直な場合など調べていませんでした💦)
そうした生徒の当たり前を拾いつつ、多くの別解に触れることが重要とのことです。
生徒の答案は最高の教材研究の材料です。もっと勉強を重ねていきます。