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7月になります。とうとう下半期へと突入していきます。

模試の直後で生徒は疲れ気味ですが、私たちが疲れている

場合ではありません。

 

 

自然数a, b, c ,d において

 a+b+c+d=abcd

となるような自然数の組を全て求めよ。

 

 

こんな問題を授業で扱いました。

(確か東京女子大だった気がします)

 

 

ちなみに、適当に代入をしていけば数値は

すぐに出てきます。しかし、それだと

「その組しか存在しない」ことが示されません。

だからきちんとしたやり方を教える必要あります。

 

 

その前に整数問題は

 ・余りで分類する

 ・積の形にする(因数分解)

 ・文字を絞る(文字が3つ以上の場合)

を重要視するように教えておきます。

するとこの問題を解いた時に生徒から

 

a≦b≦c≦dとすれば、abcd=a+b+c+d≦d+d+d+d=4d

 よって、abc≦3

なので(a,b,c)=(1, 1, 1), (1, 1, 2), (1, 1, 3), (1, 2, 2)と出てくる。

 

と持ってきてくれます。

整数は公式が少ないだけでなく、教えるのも大変です。

だったら生徒が気付くような仕掛けをすればいいのです。

 

 

そんな感じで授業を進めています。