いつもご覧いただき、ありがとうございます。
この日は特別日課、ということで1時間早く終わりました。
でも、時間割変更が相次ぎ、私は目一杯授業をしました。
そういえば、どこかの授業で三角関数の話題になり、下記の
ニュースの話になりました。
生徒は笑っていました。そういうことなんです。
私もSNSで批判のコメントを書いてしまいました。
社会で使う、使わない、で勉強をすべきではないからです。
だったら、体育では、足だけは一生使うのだから走っていればいい
のです。球技なんてやる必要がない、と言っているようなものです。
基本的に、学校の教科で学ぶ必要がないものはない、というのが
私の考え方です。「受験に必要かどうか」と言われると、教科は
絞られますが、学校はそのような教育をする場所ではありません。
学校は人間的自立を促す場所です。
そのために、教科の学習だけでなく、人との関わり方や
自分の強みを活かす方法を悩みながら考えていくのです。
三角関数を日々の生活で使うことはありません。
しかし、ものの考え方や捉え方を養う意味では、
極座標的考え方は必要になりますので、三角関数の
考え方は不可欠になります。
「公式など覚えても忘れる」と言われますが、調べればわかることに
価値を求めても仕方ありません。漢字を忘れたら調べるのと同様です。
先述の通り、物事の見方や考え方を多く学ぶことで、視野が広がり、
多様な考え方ができる人間を輩出しないければ、我が国はどんどん衰退していく
だけです。教育はそのような重責を担っています。
それを国会議員が否定するのはどうなのでしょうか?
この国をどうしたいというビジョンはあるのでしょうか?
金融教育を否定はしませんが、実用性に重きを置くことほど
考えない人材を増やすことになります。
もっと考えて発言をしていただきたいです。