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たまには数学の話題です。ついサボってしまいます。

 

 

ある授業でこの問題を扱いました。

 

2007年 千葉大 前期

 

 

(3)は非常にいい問題だと思っています。

高1〜2生が真剣に解くにはもってこいだと(個人的には)思っています。

 

 

(3)は(1)と(2)から24の倍数であることがわかります。

だから5の倍数であることを示せばいいのです。

 

多くの生徒は場合分けをしますが、5の剰余で考えるので、5つ場合分けをします。

それが嫌で逃げ道を探す生徒もいました。

(合同式を使えば早いのですが…)

 

でもいるんです。なんとかする生徒が。

 

n^5-n=n(n^4-1)=n(n^2-1)(n^2+1)=(n-1)n(n+1)(n^2+1)

          =(n-1)n(n+1)(n^2-4+5)

          =(n-1)n(n+1){(n-2)(n+2)+5}

          =(n-2)(n-1)n(n+1)(n+2)+5(n-1)n(n+1)

となるので、因数分解で5の倍数が示せます。

 

 

そういう考え方もできるので、いい問題だと思います。