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たまには授業の話です。
完全順列。今年の共通テストの確率にて出題されました。
教科書だと章末問題のレベルになりますが、問題集や
参考書では普通に取り上げられています。
↑受験の月より
すごくわかりやすい解説動画や参考書が溢れていますので、
ここでの説明は割愛しますが、完全順列には公式があります。
それさえ覚えていれば、5人の完全順列が44とすぐに出ます。
しかし、公式さえ覚えていればいいわけではありません。
その証拠に、今年の共通テストの場合の数と確率の問題の最後に、
条件付き確率を解く問題がありました。
「公式に代入する」という意識では間違えます。
正答率は5%を切ったそうです。
公式暗記の弊害だと言われています。
原理原則を理解した上で公式を覚えないと、こういう時に汎用できなくなります。
クラスの授業ではこの完全順列を扱いました。
しっかりと原理を説明しました。
共通テストの問題はもはやテクニックだけでは太刀打ちできません。
私たちが丁寧に授業をすることが必要条件になります。