いつもご覧いただき、ありがとうございます。
日曜日、珍しく早起きして在宅ワークしました。
昼寝をするわけでもなく、結構真面目に過ごしました(笑)
個人的に気になる記事があったので、紹介します。
Yahooの記事です。確かに「ゆる受験」となるものがあることは事実ですし、
塾のテキストの基本問題がある程度できれば、入れる私立校も存在します。
確かに、私立は面倒見がいいところも多いですし、つまづきそうな生徒がいれば
補習をしてくれるなどのフォローがあるところもあります。
全ての私立中学校の偏差値が60以上であれば、格差はますます広がっていくだけですし、
高校受験がますますシビアになっていくので、色々な中学校があっていいと思っています。
しかし、中学受験の勉強は、受験に受かるためだけにするのではありません。
中学校の授業内容をいかにスムーズに理解するかは、小学校の時の勉強で左右されます。
数学では1年生に1次方程式を扱います。小学校では「つるかめ算」「旅人算」「濃度」
「和差算」などがこれに集約されます。文字xを使えば簡単に解ける…という流れで
授業をすればいいのですが、生徒は思っている以上に文章題が解けません。
割合・比に苦手意識を持ったままの生徒が多く、理解に相当の時間がかかります。
本校だけなのか、と思っていたら、他校でもその傾向はあるようなので、恐らく
多くの学校で見られるのではないでしょうか(中1ショックの一因ではないかと思っています)。
国語でも、語彙の抜けがこちらの意図する以上に多かったりするそうです。
そのままにするとひどい時は共通テストの漢字が正当できないままで終わります。
漢字を出題する中学校は多いと思いますが、なぜ多いのかを考える必要があります。
受験勉強だと特に見えなくなりがちなのですが、楽なやり方に正攻法はないと思います。
楽なやり方には必ず落とし穴があります。
〇〇は出題されないからやらなくてもいいよ、という指導は本末転倒です。
色々考えても、ゆる受験というものはリスクが大きいのではないか、と思います。