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今日の午後は

朝日新聞社主催の「中学受験、どうしよう」という

おおたとしまさ氏とたかまつなな氏の対談を試聴していました。

 

 

 

↑おおたとしまさ氏の記事

 

 

↑たかまつなな氏のHP

 

 

おおた氏の著書は結構読んでいて、今日も1冊読みました。

他校の実践の様子が分かって、すごく学ぶことが多いです。

 

たかまつ氏は慶應一家で、中学受験を経験されています。

その時のエピソードを色々話していました。

 

私も中学受験経験者で、大学時代は小学生の指導もしていました。

なので、中学受験には興味・関心が強く、算数だけは問題を集めていたりします。

 

それだけではなく、大学受験と中学受験で大きく差があるのは「親の立ち位置」だと

私は考えています。

 

大学受験ではお金の問題等で保護者の方と色々話すこともありますが、

中学受験は何から何まで親です。

 

どう勉強するか、今はどの位置にいて、どうすればいけないか、

4科目(場合によっては面接)のバランスをどうするか、

受験校の校風はどうで、家からどう行くか、など

全てを説明しなければならない場合も多く、親の一言で

受験状況が変わることもあります。

 

なので、子どもより先に親が悲鳴をあげるケースもあり、

頻繁な連絡が欠かせません。私も塾時代は結構電話をしていました。

大学受験では生徒にいえば分かるので、そんなことはしません。

 

つまり、中学受験は親の戦いであり、その分複雑であり答えがないのです。

 

今回の対談では「中学受験に失敗はない」とおおた氏はおっしゃっていました。

それぞれの経験から多くの学びがあり、それが将来生きていく、ということでした。

中学受験=大冒険 というのは、腑に落ちる言葉でした。

 

ただし、子どもから自己肯定感を毟り取るのは、やってはいけないことであるとも

おっしゃっていました。第1志望に受かっても、子どもが無気力ではまずいです。

もっと対話をしていかなければいけないですね。

 

 

首都圏では14%の小学校6年生が受験をします。

私立・公立の一貫校で得られるものは大きいですが、

なんとなく受験をするとすごく苦労をします(私自身の体験談でもあります)。

大きな目標がなくてもいいですが、その中学校でどうなりたいかのビジョンは

共有しておいてもいいのかもしれません。

 

ちなみに、私はそんなビジョンはなく、結構納得するまで時間がかかりました…