いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 

昨日はちょっとどんちゃんだったのですぐに爆睡…

今日もやる気が起きず…でした。

 

記事にしたいことは多いので、ちょっとずつ書いていきます。

明日は2月記事を出します。

 

数日かけて、外山滋比古氏の『思考の整理学』を読みました。

 

↑画像はAmazonです。

 

読もう読もうと思って手に取らないでいたので、

今回こそは! と思って読みました。

 

書籍の帯に「もっと若い時に読んでいれば…」

とありましたが、恐らく私が高校生の時に読んでいたらもっと自分の頭で

考える人間であったかもしれません。

 

個人的にはP198から始まる「既知・未知」は今の自分にしっくりくるかな

と思いました。「A:既知の再確認」と「B:未知の理解」との差です。

筆者は、この2つの違いは一般には理解されていない、と言います。

 

授業もそうで、教科書は(生徒の立場からしたら)この2つから成り立っています。

その際、教える側も教わる側も、この2つをはっきりとは認識しておらず、

筆者の指摘する通り、AからBからへどう移行するかは議論されません。

 

高校数学でみると、大学入試までに教科書はほとんどAの状態になっていることが

前提で、入試問題もAとして出題されます。しかし、時間をかけて研究すると

Bの解釈ができる問題も多くあり(数学的本質と呼ぶのでしょうか?)、教科書では

理解し得なかったものに触れることもできます。

 

こういう考え方を言語化されたのは初めてで、納得がいきました。

現代文の試験で外山氏の文章が出されると結構嫌でしたが、

改めて読むと、面白いです。苦手なものも時間が経てば見方が変わると思います。