いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今日は中1の期末試験日でした。
私を含め3人の教員で授業展開をしているので、
3人で採点をします。
そこでは教員間で様々な意見が出ます。
今日は1つ紹介をします。
何かご意見があれば書いていただければ幸いです。
文字式の問題で
(x-2)3はマルか否かでめちゃくちゃ議論になりました。
ある教員は「減点」ある教員は「マル」でした。
教科書的には、数字→文字の順に書くのでバツとも取れますし、
3(x-2)の3とx-2は交換可能だからOKとすることもできます。
ちなみに、(x-2)×3、もしくは(x-2)・3はマルです。
普通は3(x-2)と書きますけどね。
(a×b=a・bは高校範囲です…)
私の見解は
「マル」にして返却時に注意喚起
です。
理由は、相手が中1なので、積を求めたプロセスを評価し、
そこは点数にしますが、2aはマルでa2はマルとはならないことを
考えると、数字→文字の順に表すことを、ここで学んでもらうべきだと思います。
厳密には、3(x-2)を多項式と見ると、変数をxとすれば、
多項式の定義は、nを有限値として、
f(x)=a[0]x^0+a[1]x^1+a[2]x^2+…+a[n]x^n
と、定数が前で、変数が後にくるからです。
私も議論の中で、「多項式環の定義に従うと、マルではないのでは?」
と言いましたが、あまり納得をしてもらえず…
議論の結果、減点にするようです。
数学の教員間で議論をすると、全員が論理で攻めてくるので、
結構納得してもらうことが大変なのです。
いくら私が正しくても、納得をしてもらえなかったら、ダメなのです。
1つの意見に対し、反例を探そうとするので、時間もかかるし、
めんどくさいのです。私もすぐに反例を探し、命題を偽にしたがります。
実は各教科の中でも、めんどくさい部類に入るのかもしれません。
逆に、議論がされているということは、仕事としてはいいことともとることができます。
議論があるからこそ、生産性が生まれるのです。
ちなみに、私の見解は正しいのでしょうか??
色々なご意見がありそうですが…