「先生方も初めてのことで大変ですよね」
そう保護者の方に言われました。
電話テロ(という名の家庭電話)を行うと、保護者の方に
励ましの声と、遠隔授業へのお礼をいただきます。
「色々と大変なことはありますが、何とかやっていきます」
と社交辞令のようなことを言って電話を終えるのですが、
実は本当に色々あります。今はオンライン授業をまとめて
やっている(多くのクラスを1つの授業にまとめている)のですが、
休校期間が延長されれば、全員がオンライン授業をしなければなりません。
どこもそうなのでしょうが、全ての教員がオンライン授業に強い訳ではありません。
本当にケータイの操作ができない方から、ハイレベルの動画を作れる方までいます。
当然、オンライン授業は、ICT機器に詳しい人や、動画の編集ができる方が積極的に
行っています。すでにクラス間の授業や科目によって格差が生じているのです。
本校では「正直不安」という声も多く、困っている教員も大変多いのは事実です。
対策法は
「分かっている人が教える」
なので、この方法ではどちらも負担になるか、できる人が仕事を抱えることになります。
本来であれば、もっと事前にオンライン授業について考えておくべきだったのでしょうが、
こうなってしまってはどうにもなりません。
昨日も研修会に参加しましたが、東京都では区によって既に大きな差が出ているようです。
私が「オンライン授業」の話をすると「すごいですね!」と返ってきたので、
既に大きな差が出始めてきています。
今は手探りで始めていることなので、大きな問題に
ならないかもしれませんが、ウイルスが収束したときにこの状況を振り返ってみると
果たしてどうなっているのでしょうか?
私としては
①教職員全員が無理なくできるようなスキルを身につける。
→メールで課題を出して回収するのだって、やらないよりはマシです。
目的が「勉強すること」であればいいのです。
②統一した評価の方法を出すこと。
→実は生徒も教員も心配しているのではないでしょうか?
の2つは早く考えてあげたいと思っています。
明後日は本校で任意のオンライン研修があるようなので、
教える側として参加予定ですが、何か1つでも役に立てればという思いと、
この「格差」を少しでも無くせるようにしたいと思っています。
環境のせいで生徒に必要以上の負担がかからないようにすべきだと考えます。
明日も動画を編集しますが、最近は計算ミスばかりで撮り直してばかりです。
少し気持ちを落ち着けて来ます。