この日は、生徒を10時呼び出し、緊急HR。
臨時休校と、学年末試験の中止を伝えました。
絶対、「よっしゃ~」とか言う生徒が出てくるんだろうな、
と思っていましたが、皆、神妙な顔つきでした。
「あれ??」
楽観視していたのは担任だけなようです。
試験がないぶん、評定がどうなるか。
休み期間中、自分だけで勉強できるか。
いきなりの休校でどう過ごせばいいか。
いろいろ考えることがあったようで、不安視していました。
現高2にとっては、受験勉強のスタートが強制的に
始まったようなものです(専用のプリントをつくって説明しました)。
本当は、勉強法や心構えを時間をかけて説明していく予定でした。
しかし、そうはいかなくなりました。
「メールで伝えればいいじゃないか」という意見もありましたが、
文面ではこちらの熱意は伝わりません。ライブでないと意味がないのです。
いろいろ伝えたとは思いますが、どこまで伝わってるか…
このような青天の霹靂のような休校がくると、普段から自分で
勉強している生徒にとっては「チャンス」になりますが、
そうでない生徒はただ生活習慣が乱れるか、外に
意味もなく遊びに行くだけの無の時間、つまり「ピンチ」になります。
「チャンスはピンチのふりをしてやってくる、
ピンチはチャンスのふりをしてやってくる」
とはよく言われたことですが、目の前の出来事を
ピンチとして受け取るかチャンスとして受け取るかは、普段どのように
考え、過ごしているかにかかっています。
私的には「チャンス」です。
勉強ができる時間も増え、本を読む時間までついてきます。
教員としては、この時期での自己研鑽がすべて新年度にでるな、
と強く思っています。
今年の入試問題も含めて、勉強することにしています。
情勢によってどうなるかは分かりませんが、まずは
私自身のレベルが上がるようにしていきたいと思います。