中線定理(パップスの定理)

 

受験ではお見かけすることも少なくない定理ですが、

教科書を淡々と進めていくと生徒の立場からしたら

馴染みが薄い定理の1つではないでしょうか?

 

数学Aで十分扱わなくても、数学Bで「ベクトルの照明の練習台」

として出てくることもあります。

 

↑画像はhttps://juken-mikata.net/how-to/mathematics/parallelogram-theorem.htmlより

 

 

私も「ぼやかして」教えてしまった人間の1人ですので、

この日は、中線定理を使った場合と使わない場合で

方法を比較することにしました(なんとなく共通テストで扱われそうな感じです)。

 

岡山理科大の問題。

 

中央下に(3)を中線定理で解いた場合の解答、

右にメネラウスや余弦を駆使して解いた場合の解答

を載せています。

 

生徒はみんな(3)をメネラウスを使って解こうとしていましたが

結構しんどいようです。

 

中線定理であっという間に解いたら、ぽかんとしていました。

はい、勉強のチャンスです!

 

出てきたときに身に付けてもらいます。