続きです。
https://ameblo.jp/math-learning/entry-12561871771.html
さらに問題なのは、問題作成者と採点者が異なるということです。
通常の入試(中・高・大など)では、問題作成者=採点者のはずです。
模範解答を別解も含め何パターンも用意し、
そこから外れるが、点数がつく可能性のある答案については議論が行われます。
私の定期試験ですら、そのようなことが頻繁に起きます。
その際は、私もそのやり方で解き、どこまで合っているかを確認します。
もしくは、他の教員に解いてもらったり、見てもらったりします。
入試だと、この作業が永遠に続きます。
複数人でチェックし、気になる部分が出ると、作業はストップです。
正直、ここまでやってもミスの可能性は否定できません。
私自身もヒヤリハットは何度もあります。
しかし、作問者と採点者が異なる点、
採点者が一万人で、同一会場での作業にならない点、
アルバイトも入る点、を考えた場合、今まで教育界で積み上げてきた信頼が
地に落ちる可能性を否定できません。
それを国が公認で良いのでしょうか?
恐らく、採点ミスが発覚しても、誰も責任を取らないでしょう。
それが今の日本です。