↑画像は日経新聞出版社より(https://www.nikkeibook.com/item-detail/26412)

 

最近、電車の中で読んでいます。

 

読むとハッとする内容があります。

「最近、生徒を叱っているかな?」

ということです。

 

もちろん、叱りやすい生徒は叱ります。

しかし、いつも「いい子」であまり悪さをしない生徒が悪さをしたとき、

きちんと叱れているだろうか。

そんな心配が頭を過ぎります。

 

親以外にきちんと叱られたことのない生徒が社会に出たとき、

叱られることに免疫がないために、そういうことになると

途端に心が折れるそうです。

 

確かに、新卒の方と仕事をしたとき、そういうことが起こった経験があります。

最近は「〇〇ハラ」という言葉の流行が拍車をかけ、上司も

簡単に若い人を怒ることができなくなった、という記事も目にしたことがあります。

 

https://dot.asahi.com/wa/2018052300005.html?page=1

↑aeraより。読むとぞっとします。

 

その原因の1つは学校にあります。

教員も叱らなくなり、生徒もだんだん「お客様」と化していきます。

大人が叱った途端に、生徒はプライドが傷つくのです。

困ったら他の大人(大半は親でしょうか)を頼り、

最終的には大人どうしの戦いになったりします。

その間、生徒は高みの見物です。

 

つまり、大人が生徒をダメにしています。

感情的に怒ることと叱ることは違います。

 

叱られたら「ふざけんなよ」と思うはずですが、

人は自分のことを思って言ってくれたことは、

心にいい意味で残るはずです。

 

最近は研修旅行と授業準備にかまけて

生徒をきちんと叱っていなかったなぁ、

と振り返ってみて思いました。

 

私も「生徒の成長」に甘えていたのだ、と思います。

 

気合を入れすぎると、明日から叱ってばかりの教員に戻るので、

まずは肩の力を抜きますね(笑)。