ご招待を受けたので、パラリンピック選手で
リオ五輪4×100mリレー銅メダリストの芦田創(はじむ)氏の
講演会へ参加してきました。
https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/ashida-hajimu
↑パラリンピックサポートセンターHP
パラリンピック選手のお話を伺える機会はないなと思い、迷わず参加しました。
芦田選手は病気に打ち勝つために陸上競技を始めたそうですが、
やがて障害がネックになっていったようです。
人の2倍努力をすることで、怪我のリスクもその分増えるのです。
大学生の時に外国人コーチに「障害に甘えて生きているだろう」
と言われたことをきっかけに再度陸上と向き合っていったそうです。
ハンデがネックになることはあるのかもしれませんが、そのハンデに
甘えていた自分に気づくことは容易ではないと思います。
誰かに指摘されたり、何かの出来事をきっかけとして、初めて向き合えるのだと思います。
私の身の回りに置き換えると、ハンデは体だけに限らなくなります。
学校から家が遠い「ハンデ」。
部活の練習時間が長い「ハンデ」。
家で勉強が集中できる状況ではない「ハンデ」。
事情により家事をほとんどしなければならない「ハンデ」。
誰にも思ったことを打ち明けることができない「ハンデ」。
学校にくる生徒は、誰しもが見えない「ハンデ」を背負っているように思えます。
そのハンデを言い訳の材料に使うか、真摯に向き合うかで、また生き方は
大きく変わっていくのだと思います。
そういえば私も言い訳ばかりしていたな。でもいつの間にか別の「ハンデ」を見つけ、
今後はそっちで言い訳ばかりしているな。
帰り道はそんなことを思いながら歩きました。