3日でスポーツクラスは1学期の授業が終了します。
その前に、必要条件と十分条件を教えたのですが、
なかなか入らずでした。
↑https://kou.benesse.co.jp/nigate/math/a14m0121.htmlより
つまり、命題p⇒qが真かどうかをみたときに、真であれば十分条件を満たし
逆のq⇒pが真であれば必要条件である、なんて教え方をします。
しかし、このクイズ感覚って、どうも納得がいかないのです。
生徒は簡単に判別できていいのかもしれませんが、
いい教え方とは思っていません。
生徒も「先生、どっちからどっちが十分条件だっけ?」
などと質問してきますが、いい質問ではないと思います。
授業がよくないので、質問もよくないのは当たり前ですね。
論理としてはやはり包含関係から入ることがいいのでしょう。
大学でも「集合と位相」は学びます。
↑https://math-coding.connpass.com/event/112010/より。
松坂和夫氏の「集合と位相入門」
この本にはお世話に!?なりました。
集合の感覚を掴むためにも、このあたりは正しく教えておくべきだったと
いつも思います。
↑青チャートの説明
センター試験では、上記の考え方でも点が取れてしまうことがあるので
簡単に覚える方法がヒットするのかもしれません。
正しく教えることは「正しい」のですが「難しい」のです。