https://www.asahi.com/articles/ASM5F3CX1M5FPPTB002.html
百舌鳥古墳群と古市古墳群が世界遺産登録へ。
実は、以前に大山古墳を訪れたことがあります。
↑大仙古墳を堺市博物館側から。
この写真を撮影後、ボランティアさんから解説をいただきました。
5月25日のブラタモリでも放送されています。
遺跡や歴史的建造物を見るのは好きなので、彼方此方訪れています。
このニュースは嬉しいことですが、
もし、観光地目的として世界遺産登録を促しているのであれば、
私見ですが、疑問を持ちます。
世界遺産条約とは、
文化遺産や自然遺産を人類全体のための遺産として損傷,破壊などの脅威から保護し,保存していくために,国際的な協力及び援助の体制を確立することを目的とした条約
です。
現在の日本では、武力的破壊等の脅威を考えることがないので、保存目的で世界遺産登録を目指すのは理解できます。
当然、その面もあるのでしょうが、まだ観光目的にする部分の方が強い点は否めません。
何が言いたいかというと、本来の目的を忘れないでほしいということです。
遺跡、建造物を恒久に保護していくことが目的なのか、
世界遺産という価値から観光に力を注ぐことが目的なのか、
世界遺産にすること自体が目的なのか、
これらによってだいぶ違うということです。
目的のすり替えは、教員の仕事をしていても生じることです。
常に客観的に物事を見たいなと思います。