授業を進めていて、どうしても気にしていくことがあります。

それは、定義です。

 

ベクトルにおいて、内積の定義は

 

ですね。[画像はhttps://juken-mikata.net/how-to/mathematics/vector-inner-product.htmlです。]

 

これを知らないと、次のページに進んでも、理解することができません。

 

この日は、ベクトルの内積を扱いましたが、ベクトルの成分からなす角を求めるには

この内積の定義と、成分での計算法を比較できないとなりません。

 

生徒はどうも、この定義の式を頭に入れきらなかったようで、理解度が高くありませんでした。

 

正直「おいおい」という感じでしたが、内積が何なのか、分かりやすく生徒に説明する必要がありました。

そこは私の準備不足と実力不足でしょう。

 

定義は正しく理解しておかなければいけません。

 

しかし、生徒も「内積」と言われて、教員が公式を改めて黒板に書いてくれるのを待つのではマズいです。

定義は調べれば分かることです。私の説明がイマイチでも、ノートを見返す等の習慣は不可欠でしょう。

 

その辺りがどうもまだ難しいようです。

その上、cos30°等の値が瞬時に出てこないようでは、まだ勉強は足りません。

 

分からないものは、調べる。

 

ここは時代が変化していっても、大きな価値をもたらすことに変わりはないでしょう。

特に、情報機器が発達している昨今では、情報自体の価値は著しく低下しています。

 

だから、調べるという行為は当たり前にやってほしいのです。

 

まだ、目の前の生徒は、「待ち」が多いかな? と思います。

何事も主体的にやっていくことで、自分の知識が増えていくのです。