先日、後輩(数学担当)からこんな相談をされました。

 

「数Ⅲを持ちたいです!」

 

数学の教員になったからには、数学Ⅲをうまく教えて、入試問題演習をしていくことは

1つの目標になると思います。

 

私も、最初に数学Ⅲを受け持つまでに初任から7年かかりました。

ずっと中学生の授業を持ってきたので、高校数学とは縁遠くなってしまったのです。

 

実際やってみると予習も大変で、数学の本質をどう教えるか、悩んだものです。

特に、微積は奥が深いので、どこまで掘り下げていいか悩みます。

 

↑画像はamazonです。

 

『微積分 基礎の極意』は、本質をおさえる上では大変勉強になる参考書です。

計算問題も豊富です。

 

数学の「基礎」って、実は基礎じゃないですよね(笑)

 

そうして、1年間数学Ⅲをやり遂げました。

授業準備を通じて、私も大変勉強になりました。

 

後輩にも是非そういう体験をして欲しいと思っています。

 

しかし、数学Ⅲを持つことを拒む方もいらっしゃいます。

数学は体育と似ていて、しばらく触っていないと感覚が鈍ります。

長い時間数学Ⅲの問題を解いていない方にはかなりの負担を強いることになります。

 

だから、やりたい方の気持ちを大切にしたいと思います。

 

それは、私がコマ組の権限を持つようになったときでしょうか。