教員もいろいろ事情があり、休まざるを得ないこともあります。

平日に急な出張が入る場合など面倒ですが、授業の代講を立てます。

 

この日は高校1年生の数学Ⅰの代講を頼まれました。

 

授業が生き甲斐の私ですが、代講はものすごい緊張します。

前の時間から鼓動が止まらないほどです。

 

名前も知らない生徒の前で50分喋り続けるのはなかなか

勇気の要ることだと思います。

 

そして、授業の直前にならないとどこをやるか分からないというスリル。

(つまり、ぶっつけ本番なのです。)

 

顔を知っている生徒の前でかなり計画のされた授業をするのとは正反対の世界なので、

落ち着いてなどいられません(笑)。

 

この日は、最初の数分で何本か笑いをとり、因数分解の最初を扱います。

最初とは共通因数です。

 

因数分解の鉄則は

 ①共通因数でくくる

 ②公式を利用する

 ③たすき掛け

※①→②→③の順に確認していく!

 

と自分の授業のように板書をします。

あとは問題演習をしたり、問題集の間違えそうな問題をレクチャーしていきます。

 

気づいたら、授業も終了です。6時間目でしたが、全員真面目にやってくれました。

理解度もかなり高かったようで、あの後生徒たちが大絶賛さしてくれたようです。

 

うちのクラスじゃあり得ないな…

 

しかし、いつも会わない生徒たちと話をすると、こちらも勉強になります。

何ができて何ができないのか、どういう言い方をすれば伝わるのか、

そのようなデータが高々50分間でかなりもらえます。

 

そのデータは今後の授業や私の喋りに還元されていくので、さらにいい授業を目指せます。

 

さて、興奮も冷め止まぬまま、さらに授業準備です!