この日は、全校で(前回は私の教え子のみ)進路報告会がありました。

 

全校生徒を見ていて、明らかに違う点があります。

 

それは、当事者意識を持って聞いているか否かです。

持っている生徒は先輩の話を聞く態度が違います。

メモをよくとり、この時間内でできるだけ多くのことを吸収しようとします。

 

しかし、そうでない生徒は退屈そうで、眠そうです。

 

そんなの知っているよ、という生徒も、本来はきちんと聞きます。

自分の考えに確信を加えるためです。そのような意識が自信を生むのでしょうね。

 

それは授業にも通じてきます。私たちの技量の問題もあるのでしょうが、

当事者意識を持っている生徒はやはり真剣に受けてくれます。

(真剣にやってくれる生徒が多く、私は嬉しく思っています。)

 

数学を「入試で使う」「使わない」という枠で見る生徒もいますが、

それでも「できるようになりたい」「物事を考える力が欲しい」と思えれば、

私大文系志望の生徒でも授業から何かを学ぼうとします。

(そこまで持っていくのも教員の技量は不可欠だと思います。)

 

そこに当事者意識の差があるのです。

 

当事者意識を持つ生徒は進路報告会後に焦ります。

時間がないことに気づきます。英語外部検定がある程度の影響をもたらす

新高2生は特にです。(実際に目の前の生徒は本当に焦っています。)

 

何ごとにも当事者意識をもつ人材になってほしいですね。