翌日が卒業式なので、その準備と予行のお手伝いをしながら
夜は講演会に行きました。
講演者は戦場カメラマンの渡部陽一氏です。
ゆっくりとした口調で語ることで有名ですね。
http://yoichi-watanabe.com/[渡部氏のHPです]
学校・教育関係以外の話も聞きたいと思ったのと、
やはり、戦争と向き合うことをもっと意識したいと思ったことが
今回、この講演会に応募した理由です。
私が疑問に思った点は
「なぜ戦場カメラマンという職を選んだのか」、
「現地では危険な目に遭わないのか」でした。
これらは上記のHPにも書かれておりますが、
やはり、戦場カメラマンとして、現地のガイドとも綿密な打ち合わせをしながら、
取材を行っているそうです。そして、現地取材のために、多くの許可証を得るそうです。
そして、行ってはならない場所(ガイドさんが空気で分かるそうです)
には決して近づかないなど自分の身を第一に考え続けることで、
渡部氏は無事に取材を続けているのです。
渡部氏曰く、戦場カメラマンに必要なことは
「80%の危機管理と20%のカメラ技術」
とのことです。
取材は命がけですが、それでも私たちに伝えたいことがあるのです。
世界は目まぐるしい勢いで変化をしているそうです。
私たち日本人が知らない世界も大変多く、
もしかすると日本でも平和的でない活動が行われてしまう
かもしれません。
しかし、そのような状況だからこそ、世界に目を向けて、情報を得ていくことが
必要だと思います。
渡部氏も、「できれば外国へ行ってほしい」と最後に仰っていました。
視野を広げることが今、求められているのかもしれません。