教科書会社の担当さんにセミナーへ御招待いただいたので

いってまいりました。

 

感想としては、久々に心に響くセミナーだった、の一言です。

 

以下、簡単にまとめてみます。

 

まずは、大学入試の分析でした。

 

その前に、講師の先生は大学生の読解力の低下を問題視しておりました。

(講師の先生は大学教授を務められている方です)

 

やはりこの書籍は話題になります(画像はAmazonです)。

 

このままだと外国人留学生に負けるかも、とのこと。

確かに、その辺りはご指摘の通りだと思います。

「教科書を読んでみましょう」といっても、意味不明、と解答する生徒は

以前より増えたと思います。

テストを返却して、誤答が多かった箇所について、

「ここは教科書に書いてあるよ」と言ったときの反応が

私が教員を始めたころと今とではまるで異なります。

前者は「ああ、そうだった」と返ってきますが。後者は「えっ?」です。

 

だからなのか、問題の本質を見れない生徒が多いのかもしれません。

難しい問題に手が出ないことは構わないと思いますが、

問題文に与えられた式が「何を示すのか」「何を言いたいのか」を考えなくなると

意味は薄れていくのかな、と感じています。

 

最近では、「問題を1から教えてください」という質問も多いので、

まずは教科書や参考書で調べてから質問に来た方がいいと思います。

私も指導が甘い部分もありますが、生徒の「教科書離れ」は深刻になりつつあるように思えます。

 

新テストの数学に関しては読解力も試される部分があるので、「きちんと教科書を読もうね」という

ことを再認識してもらいたいと思います。

 

私たちも再度教科書を読みなおした方がいいのでしょうね。

(読み返すたびに結構発見があるので、勉強にはなります。)

 

続きます。