この日は駿台の研修に行きましたが、別日で書きます。

 

昨日分の続きです。

 

新テストに対応した問題を作るのであれば、

定義を聞いたり、誤答探しをさせたり、など

今までと視点をずらしてみるといいのかもしれません。

 

2018年のセンター試験には

 

のような問題もあるので、ただ三角関数の計算ができればいいわけではなくなってきています。

(この問題の正答率がどれくらいだったのかは気になります。)

 

先日、生徒にはこの一般角と弧度法の導入を教えた後で、この問題を配付し、

「これからの勉強は、説明ができること」を強調しました。

 

例えば簡単な例ですが、教科書では

 ベクトルaとベクトルbが垂直であることと、2つのベクトルの内積が0になることは同値

とあります。しかし、生徒に「これはなぜそうなるのでしょう?」と聞くと、意外と手が止まります。

 

内積の定義であるcosが関係してきます。cos90°=0なので内積も0です。

とだれかが説明してくれます。さすが、正解です。

 

では、「なぜcos90°=0なのでしょうか?」

そんな質問をするとさらに手が止まります。

試験前、生徒は三角比の表を呪文のように唱えていますが、

こちらが思っておるほど生徒は内容が定着していないのです。

 

これを全部会話文にしたら、1つ問題は出来るのではないかと思っています。

教科書を読めばすべて書いてあることなので、そのような所をきちんと問うて

あげることも必要だと思います。

 

日常生活と数学を絡めた問題を作ることはなかなか難しいですが、

そういう時はやはり教科書会社さんです。

 

チャート式が一部改定になって、後半に新テスト予想問題がついています。

白チャートの問題を見ましたが、なかなかのボリュームで驚きました。

もういろいろ進んでいるんだな、と実感し、なぜかこちらが焦ってきます。